せんてい‐こう【選帝侯】
中世ドイツで、神聖ローマ皇帝を選挙する特権をもった諸侯。1356年発布の金印勅書で、マインツ・ケルン・トリーアの各大司教、ボヘミア王・ライン宮廷伯(プファルツ伯)・ザクセン公・ブランデンブルク辺...
ぜんけい‐ほうかい【全系崩壊】
電力の需給の不均衡がきわめて短時間に生じることによる、送電系統全域に及ぶ停電。電力の需要が発電による供給を上回る恐れがあるとき、一部の負荷を限定的に遮断して系統崩壊のみに留めるが、さらに需給が逼...
そうさい‐せいふ【総裁政府】
フランス革命末期のブルジョア共和政府。1795年、共和暦第3年憲法によって成立。行政を担当する5人の総裁と、立法府としての二院制議会によって構成された。1799年、ナポレオンのブリュメール18日...
そくはつ‐ちゅうせいし【即発中性子】
核分裂直後に放出される高速中性子。エネルギーは2メガ電子ボルト程度。1回の核分裂で、2ないし3個発生する。また不安定な状態にある核分裂生成物からは、β崩壊により遅発中性子が放出される。核分裂で放...
そ‐よう‐ちょう【租庸調】
1 中国、隋・唐代の均田法下の税法。給田を受けた丁男(21〜59歳)に課したもので、租は粟(あわ)2石、庸は年20日(閏年は22日)の労役、または代納として1日当たり絹3尺、調は絹2丈と綿3両、...
たいき‐ニュートリノ【大気ニュートリノ】
地球大気の上層部に宇宙線が衝突することで生じるニュートリノ。宇宙線(主に高エネルギーの陽子線)が大気分子の原子核と衝突してできるπ中間子やμ粒子が崩壊し、電子ニュートリノとμニュートリノが生成さ...
タウ‐ニュートリノ【tau neutrino/τ-neutrino】
3種類あるニュートリノのうちの一。弱い相互作用に関与し、τ粒子と対になって現れる。τ粒子は崩壊すると反電子ニュートリノとτニュートリノを放出して電子に変化したり、反μ(ミュー)ニュートリノとτニ...
たきかわ‐じけん【滝川事件】
《「たきがわじけん」とも》昭和8年(1933)鳩山一郎文相が、京都帝国大学法学部の滝川幸辰(たきかわゆきとき)教授を、その著「刑法読本」や講演内容が赤化思想であるとして罷免した事件。同学部教授団...
たきょく‐か【多極化】
[名](スル)一つにまとまっていた勢力が、分散して互いに対立・拮抗(きっこう)し合うようになること。 [補説]特に、20世紀末から21世紀初頭にかけての国際政治の潮流についていう。1960年代以...
タリバーン【Taliban】
《「タリブ(イスラム神学生)」の複数形。「タリバン」「ターリバーン」とも》アフガニスタンのイスラム原理主義者による武装集団。1996年首都カブールを占領して内戦後のアフガニスタンを支配。偶像崇拝...