だい‐ぶきん【台布巾】
食卓などを拭うための専用のふきん。
だいみん‐ずきん【大明頭巾】
紫縮緬(むらさきちりめん)の袖頭巾。宝暦(1751〜1764)のころ、大坂の女形俳優中村富十郎が、江戸で防寒のために作ったといわれる。初期には男性も用いたが、のちには女性専用となった。御高祖(お...
ちゃ‐きん【茶巾】
1 茶道で、茶碗をふく麻の布。点前(てまえ)のときは茶碗の中に仕組む。 2 「茶巾絞り」「茶巾鮨」などの略。
ちょうはん‐ずきん【長範頭巾】
《能の「熊坂(くまさか)」で熊坂長範が用いる頭巾に似ているところから》目の部分以外は全部覆うように作った錣(しころ)付きの丸頭巾。享保・元文(1716〜1741)ごろ流行。熊坂頭巾。
つの‐ずきん【角頭巾】
⇒すみずきん(角頭巾)
つや‐ぶきん【艶布巾】
水蝋蝋(いぼたろう)の液などをしみ込ませた布巾。木製の家具や廊下などをふいて、つやを出すのに使う。
と‐きん【頭巾/兜巾/頭襟】
修験道の山伏がかぶる小さな布製のずきん。ひもで下あごに結びとめる。
どうちゅう‐はばき【道中脛巾】
旅をするときに用いる脚絆(きゃはん)。
なが‐ときん【長頭巾】
垂れを後ろに長く下げ、頭をすっぽり覆う頭巾。熊野新宮の山伏が多く用いた。
なげ‐ずきん【投(げ)頭巾】
四角い袋状に縫い、上端を後ろに折り垂らしてかぶる頭巾。江戸時代、傀儡師(くぐつし)・飴(あめ)売りなどが着用。黒船頭巾。