あらい【洗い】
1 洗うこと。洗濯。「—のきく布地」「灰汁(あく)—」 2 (「洗膾」「洗魚」とも書く)新鮮なコイ・コチ・スズキなどを薄く刺身に作り、冷水で洗って身を縮ませた料理。《季 夏》「中食や鮒(ふな)の...
あらい‐ぐま【洗熊/浣熊】
食肉目アライグマ科の哺乳類。タヌキに似るが、尾に黒の輪模様がある。木登りがうまく、巣は木の洞につくる。名称は、水辺で食物を探すしぐさが、手を洗う姿に似ることから。南北アメリカの森林地帯に分布。
あらい‐はり【洗い張り】
着物を解いて洗い、のりをつけて広げた布を、張り板に固着させたり、伸子(しんし)で張ったりして乾かす方法。
あらい‐や【洗い矢】
銃腔(じゅうこう)内を掃除する金属棒。先端に刷毛(はけ)・布などがついている。
あら‐ぞめ【荒染(め)/退紅】
1 紅花(べにばな)で染めた薄紅色。あらいぞめ。 2 薄紅に染めた短い布狩衣(ぬのかりぎぬ)。仕丁(じちょう)が着用した。
あら‐たえ【荒妙/粗栲】
1 上代、木の皮の繊維で織った、織り目の粗い布の総称。→和妙(にきたえ) 2 平安時代以降、麻織物のこと。 [補説]書名別項。→荒栲
あらた・める【改める】
[動マ下一][文]あらた・む[マ下二] 1 新しくする。古いもの、旧来のものを新しいものと入れ替える。「日を—・める」「第一項は次のように—・める」 2 悪い点、不備な点をよいほうへ変える。改善...
あら‐なくに
[連語]《動詞「あり」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》 1 ないことだなあ。ないことよ。「乎布(をふ)の崎漕ぎたもとほりひねもすに見とも飽くべき浦に—」〈万・四〇三七〉 2...
あら‐ぬの【粗布】
織り目の粗い布。粗末な布。
あら‐ねつ【粗熱】
煮たり焼いたりした直後の、手でさわれない熱さ。 [補説](多く「粗熱を取る」の形で用いる)素材を加熱調理した直後の熱い鍋やフライパンなどを、濡れ布巾の上に置く、氷水につける、そのまま放置するなど...