つきのわ‐ぐま【月輪熊】
クマ科の哺乳類。体毛は黒く、胸の上部に三日月形の白斑がある。ヒマラヤ地方から中国・朝鮮半島・日本にかけて分布。ニホンツキノワグマはこの一亜種で、本州・四国の山地にすみ、樹洞や岩穴で冬ごもりをし、...
つきひ‐がい【月日貝/海鏡】
ツキヒガイ科の二枚貝。海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長約10センチ、表面は滑らかで光沢があり、左殻は赤橙色、右殻は淡黄白色。名はこれを太陽と月に見立てたもの。本州中部以南に分布。食用、...
つぎ‐つぎ【継ぎ継ぎ/次次】
1 身分や地位などが、その次に位置する人たち。「随身、小舎人童(こどねりわらは)、—の舎人などまで」〈源・若菜下〉 2 子孫。「いよいよかの御—になり果てぬる世にて」〈源・橋姫〉 3 種々の小布...
つくし‐がも【筑紫鴨】
カモ科の鳥。全長63センチくらい。体は白く、頭・くびは黒色で緑色の光沢があり、肩から胸に栗色の帯がある。ユーラシアに広く分布。日本では冬に九州の有明海沿岸に少数渡来。
つくば‐ね【筑波嶺】
筑波山の古名。「—に雪かも降らるいなをかもかなしき児ろが布(にの)乾(ほ)さるかも」〈万・三三五一〉
つくり‐ばな【造り花】
紙や布地などで花の形に似せて作ること。また、その花。ぞうか。
つけ‐えり【付(け)襟】
洋服につける、別仕立ての襟。布製のほかビーズやレース、毛皮などでも作る。
つけ‐びよく【付(け)比翼】
黒留袖で2枚重ねをするかわりに、袖口・振りや襟下から裾回りまでを別布でつくり、上着の裏布にくけつけたもの。
つしま‐せん【対馬線】
動物地理区の境界線の一。対馬海峡に引かれ、この線より北側に位置する対馬には大陸系のツシマヤマネコ、および爬虫類(はちゅうるい)のアカマダラヘビが分布。ただし対馬には日本固有種も多く、朝鮮半島との...
つじ‐が‐はな【辻が花】
模様染めの名。室町中期から桃山時代にかけて盛行。帷子(かたびら)(麻布の単(ひとえ)の着物)に紅を基調にして草花文様を染め出したもの。絞り染めに、描絵・摺(す)り箔・刺繍(ししゅう)をほどこした...