わ‐げさ【輪袈裟】
幅6センチくらいの綾布を輪に作った略式の袈裟。首にかけて前に垂らす。天台宗・真言宗・浄土真宗などで用いる。
わさ‐だ【早稲田】
早稲(わせ)を作る田。わせだ。「石上(いそのかみ)布留の—を秀(ひ)でずとも縄だに延(は)へよ守(も)りつつ居らむ」〈万・一三五三〉
わし‐みみずく【鷲木菟】
フクロウ科の鳥。全長66センチくらい。全体に褐色で、腹面に暗褐色の縦斑がある。頭には耳のような羽角をもち、目が赤い。ユーラシア大陸に広く分布。日本では迷鳥。
わ‐じみ【輪染み】
1 ものの表面に環状についた染み。テーブル上にコップを置いたあとの染みや、便器内の水が溜まっている部分にできる染みなど。 2 布地の染み抜きをするときに、汚れが溶剤などにより環状に広がってできる染み。
わた‐いれ【綿入れ】
1 布団などに綿を入れること。 2 防寒用に、表布と裏布との間に綿を入れて仕立てた衣服。ちゃんちゃんこ・羽織・ねんねこ・どてらなど。わたぎぬ。《季 冬》
わたせ‐せん【渡瀬線】
動物地理区の境界線の一。屋久島・種子島と奄美(あまみ)大島との間の七島灘に東西に引かれる、日本列島における旧北区・東洋区の境界線。大正元年(1912)動物学者の渡瀬庄三郎が哺乳類などの分布の違い...
わたり‐がらす【渡烏】
カラス科の鳥。大形で、全長61センチくらい。全身黒く、尾はくさび形。ユーラシア・北アメリカに広く分布。日本には冬鳥として少数が北海道に渡来。
わだちベニオフ‐めん【和達ベニオフ面】
プレート境界で沈み込む海洋プレートの深部境界面。300キロメートル以深で発生する深発地震の震源は大陸側に斜めに深くなるように分布し、ほぼこの境界面に一致する。日本の地震学者和達清夫と米国の地球物...
わ‐ちょう【和朝/倭朝】
1 日本の朝廷。 2 わが国。日本。本朝。和国。「唐国、—の絹布をたたみこみ」〈浮・永代蔵・一〉
わっかない【稚内】
北海道北端部の市。宗谷総合振興局所在地。宗谷海峡に臨み、日本最北の地の碑の立つ宗谷岬と野寒布(のしゃっぷ)岬がある。カニ・ホタテ・コンブ漁の基地。人口4.0万(2010)。 [補説]アイヌ語「ヤ...