みちとせ‐の‐もも【三千歳の桃/三千年の桃】
漢の武帝が西王母(せいおうぼ)からもらったという、三千年に一度花が咲いて実を結ぶという不老長寿の桃。非常に珍しく、まためでたいもののたとえにもいう。西王母が桃。
ミトハト‐けんぽう【ミトハト憲法】
1876年に公布されたオスマン帝国の憲法。宰相ミトハト=パシャ(Midhat Pāshā)が起草。二院制議会・責任内閣制・言論の自由などを規定したが、1877年、ロシア‐トルコ戦争勃発を口実に停...
ミトラ【(梵)Mitra/(ペルシア)Mithra】
古代インド・イランの、光・盟約・正義・友情の神。ローマ帝国の太陽神ミトラスや大乗仏教の弥勒菩薩(みろくぼさつ)などにもこの神名が反映している。
ミトラス‐きょう【ミトラス教】
《Mithras》ローマ帝国で紀元前1世紀から紀元後5世紀まで主として軍人を中心に流布した密儀宗教の一派。古代インド・イラン宗教の神ミトラから影響を受けて成立した太陽神ミトラスを崇拝した。
みむろと‐じ【三室戸寺】
京都府宇治市にある単立(本山修験宗系)の寺。山号は明星山。西国三十三所第10番札所。宝亀年間(770〜780)光仁天皇の勅願により行表が開山、御室戸寺と称した。のち、花山・三条・白河3帝の離宮と...
み‐め【御妻/妃】
妃(きさき)・女御(にょうご)など、身分の高い人の妻を敬っていう語。「忍び忍び、帝の—さへ過ち給ひて」〈源・須磨〉
ミュンスター【Münster】
ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。9世紀初頭、フランク王国カール大帝により司教座が置かれ、13世紀にはハンザ同盟に加盟し発展。三十年戦争の講和条約であるウエストファリア条約の...
ミュールハウゼン【Mühlhausen】
ドイツ中部、チューリンゲン州の都市。8世紀ごろの集落に起源し、13世紀に神聖ローマ帝国の直轄都市となった。15世紀にハンザ同盟に加盟。旧市街には市庁舎、聖マリエン教会、バッハがオルガン奏者を務め...
み‐ゆき【行幸/御幸】
行くことを敬っていう語。特に、天皇の外出をいう。行幸(ぎょうこう)。古くは、上皇・法皇・女院にもいったが、のちに御幸(ごこう)と音読して区別した。「群臣或は帝に勤むるに浙(せつ)に—するを以て...
ミラニ‐とりで【ミラニ砦】
《Mirani Fort》オマーンの首都マスカットにある砦。オールドマスカット地区の岬の先に位置する。アラブ人が築いた砦があったが、16世紀にオスマン帝国軍により攻撃を受けた。港を挟んだ向かい側...