いちじ‐の‐し【一字の師】
《鄭谷(ていこく)が、斉己(さいき)の詩の語句「数枝開く」の一字を改めて「一枝開く」としたので、斉己は庭に降りて鄭谷を拝したという、「唐詩紀事」に見える故事から》詩文などを指導してくれた師。
いち‐な【一名／市名／都名】
琵琶法師などがつけた名。名前の最後に一・市・都などの字がつく。特に、鎌倉末期の如一(にょいち)を祖とする平曲の流派は一名をつけるので、一方(いちかた)流と呼ばれた。のち、広く一般の盲人も用いた。
いち‐はや・し【逸早し／逸速し】
［形ク］《「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「はやし」は、激しい、鋭いなどの意》 １ 霊威・霊験が著しく恐ろしい。「熱田神(あつたのかみ)、—・くおはしまして…やがてたち所に、罰せさせおはし...
いちばた‐じ【一畑寺】
島根県出雲市小境(こざかい)町にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は医王山。また、一畑薬師教団の本山。本尊の薬師如来は眼の薬師ともいわれ有名。一畑薬師寺。
いちばん‐でし【一番弟子】
１ 弟子の中で、最も早くその師匠についた者。 ２ 弟子のなかで最もすぐれた者。
いちぶ‐めし【一分召】
平安時代、式部省で諸国の史生(ししょう)・国医師・国博士を任命した除目(じもく)。一分召の除目。
いち‐ぼう【一棒】
禅宗で、修行中の弟子を導くために、師の僧が警策(きょうさく)を用いて警醒すること。
いちまんど‐の‐はらいばこ【一万度の祓箱】
江戸時代、伊勢神宮の御師(おし)が年末に御祓を入れ諸方面に配って、銭を受けた祓箱。「一万度祓」と墨書してあった。一万度。
いち‐もん【一門】
１ 同じ家系、または、同じ家族の人々。一族。一家。「藤原—」 ２ 仏教などで同じ宗派の人々。「天台—」 ３ 学問・武道・芸能などで、同じ師匠や指導者をいただく人々。「芭蕉—」 ４ 特に大相撲の世...
い‐ちょう【医長】
病院で各科の主任の医師。
