まつ‐が‐ね【松が根】
松の木の根。「大伴(おほとも)の高師(たかし)の浜の—を枕き寝(ぬ)れど家し偲(しの)はゆ」〈万・六六〉
まつ‐ばやし【松囃子/松拍子】
1 室町時代に盛行した初春の祝福芸。唱門師(しょうもんじ)などの専業芸人のほか、村人・町人・侍などが、幕府や諸邸を回って種々の芸能を演じ、祝い言を述べたもの。現在も民俗芸能として九州に残る。 2...
まつり‐はらえ【祭り祓え】
陰陽師(おんようじ)が、病気平癒の祈願のために行うおはらい。
マニキュアリスト【manicurist】
マニキュア師。美爪(びそう)術師。
ま‐ぶし【射翳】
1 猟師が獲物を射るために、柴(しば)などを折って自分のからだを隠すもの。また、隠す場所。「—差す猟夫(さつを)の笛の声ぞとも知らでや鹿の鳴き交はすらん」〈夫木・一二〉 2 まちぶせすること。ま...
まま‐に【儘に/随に】
[連語]《名詞「まま」+格助詞「に」》 1 …のとおりに。…にまかせて。「感じた—描く」「気の向く—旅をする」 2 …につれて。…とともに。「日が暮れゆく—気温が下がってくる」 3 …ので。…た...
まもら・う【守らふ】
[動ハ四]《動詞「まもる」の未然形+上代の反復継続の助動詞「ふ」から》じっと見つめている。見守りつづける。「伊那佐の山の木の間よもい行き—・ひ戦へば」〈記・中・歌謡〉 [動ハ下二] 1 見つ...
まや‐し
人をだます者。いかさま師。「—を聟というては、此の婆が世間が恥づかしい」〈伎・天狗酒宴〉
まら‐ひと【客/賓】
《「まら」は「まれ(稀)」の交替形》「まろうど」に同じ。「薬師は常のもあれど—の今の薬師貴かりけり賞(め)だしかりけり」〈仏足石歌〉
まれ
[連語]《係助詞「も」にラ変動詞「あり」の命令形の付いた「もあれ」の音変化》…であっても。…でも。多く「…(に)まれ…(に)まれ」の形で用いる。「彫像師に—、画工に—、まず其工(たくみ)をなすに...