おっしょう‐さん【御師匠さん】
《「おししょうさん」の音変化》「師匠」を敬い、また、親しみをこめて呼ぶ語。
お‐つめ【御詰】
1 茶会で、亭主を助けて、正客への茶碗などの取り次ぎ、待ち合い、その他のあと始末に気を配り、茶事を円滑に進める役。末客。詰め。 2 茶を製した茶師の名。詰め。
おてんき‐し【御天気師】
詐欺師の一。偽金などを路上に落としておき、通行人と二人で発見したように見せかけ、配分しようなどと口実を作ってその通行人の金品とすり替えて逃げ去るもの。晴天の日にするところからいう。
お‐ででこ【御出木偶】
1 江戸中期、放下師(ほうかし)などが見世物に使った人形。ざるを伏せて開けるたびに異なった人形を出した。 2 「御出木偶芝居」の略。
おとうと‐でし【弟弟子】
同じ師匠のもとに、あとから入門した弟子。⇔兄弟子。
頤(おとがい)を利(き)・く
「頤(おとがい)を叩(たた)く」に同じ。「まだ—・きをるかと、頰桁(ほほげた)三つ四つくらはせて」〈浄・大経師〉
おと‐ぎき【音聞き】
世間での評判。うわさ。外聞。「—見苦しきことなり」〈大鏡・師輔〉
おとこ‐え【男絵】
1 平安時代、女絵(おんなえ)に対して使われた語。その意味ははっきりしないが、一説に、彩色の絵、また専門絵師の絵ともいう。「—など、絵師恥づかしうかかせ給ふ」〈栄花・根合〉 2 男の姿を描いた絵...
おとこ‐ものぐるい【男物狂い】
能で、男の物狂いを主人公とする曲。「高野(こうや)物狂」「蘆刈(あしかり)」「弱法師(よろぼし)」「歌占(うたうら)」「木賊(とくさ)」「土車(つちぐるま)」の6曲。→女物狂い →物狂い能
鬼(おに)が出(で)るか蛇(じゃ)が出(で)るか
前途にはどんな運命が待ち構えているのか予測できない。鬼が出るか仏(ほとけ)が出るか。 [補説]からくり人形師の口上から出た語。