陰(かげ)で糸(いと)を引(ひ)・く
操り人形師が舞台の陰で糸を引いて人形を動かすように、裏面から指図をして人を動かす。「この事件には—・く人物がいる」
かげ‐ふみ【影踏み】
子供の遊戯の一。鬼が、仲間の影法師を踏むと、踏まれた者が次の鬼になる。
かげ‐ぼう【影法】
「影法師」の略。「—の暁寒く火を焼(た)いて/芭蕉」〈冬の日〉
かげ‐み【影身】
影法師が身に添うように、いつも寄り添って離れないこと。「—離れず世話する」
かこがわ‐ほんぞう【加古川本蔵】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」などの登場人物。桃井家の家老で、主君若狭之助が高師直(こうのもろなお)を討とうとするのを止め、また、師直を殿中で斬(き)ろうとした塩谷判官(えんやはんがん)を抱きとめる。
かこげんざいいんがきょう【過去現在因果経】
仏伝を述べた経典。4巻。宋に渡ったインド僧求那跋陀羅(ぐなばつだら)が444〜453年ごろ漢訳。釈迦(しゃか)の自伝の形式で、過去世に善慧仙人として生まれ、普光如来に師事して成仏の予言を受け、そ...
かこ・む【囲む】
[動マ五(四)]《古くは「かごむ」とも》 1 人や物を中にして、その周囲にぐるりと位置する。また、何かを周囲にぐるりと位置させて、中のものが占め得る場所を限る。まわりを取り巻く。「恩師を—・む」...
かごしま‐だいがく【鹿児島大学】
鹿児島市にある国立大学法人。第七高等学校・鹿児島師範学校・鹿児島青年師範学校・鹿児島高等農林学校・鹿児島水産専門学校などを統合し、昭和24年(1949)新制大学として発足。昭和30年(1955)...
かさもり‐じ【笠森寺】
千葉県長生郡長南町にある天台宗の別格大本山。山号は大悲山。開創は延暦3年(784)、開山は伝教大師(最澄)と伝える。大岩の上に建てられた観音堂は日本唯一の四方懸造(かけづくり)で、国の重要文化財...
かざり‐しょく【飾り職/錺り職】
金属製のかんざし・帯留め・指輪など金具の細工をする職業。また、その職人。飾り師。飾り屋。