の‐ちょう【野帳】
1 江戸時代、検地の際に野外で記入した仮の帳簿。これを清書したものを清野帳(せいのちょう)といい、検地帳作成の際の基礎帳簿とした。やちょう。 2 会葬者の名を記す帳面。
はい‐ちょう【蠅帳】
台所用具の一。ハエなどが入るのを防ぎ、通風をよくするために、網を張った小型の食品戸棚。また、傘状につくって食卓を覆うもの。はえちょう。《季 夏》
はえ‐ちょう【蠅帳】
「はいちょう」に同じ。
はんかちょう【犯科帳】
江戸時代の長崎奉行所の判決記録。145冊。寛文6年(1666)から慶応3年(1867)の200年間にわたる記録。
はんしちとりものちょう【半七捕物帳】
岡本綺堂による小説。また、そのシリーズ名。明治時代の東京に住む老人半七が、自身が岡っ引きとして関わった幕末期の事件について新聞記者に語るという体裁の、時代物連作娯楽小説。全68編。第1作「お文の...
はんとり‐ちょう【判取り帳】
金品の受け渡しの際にその授受の証として証印を受ける帳面。
ばん‐ちょう【番帳】
中世、番衆の構成や出仕・宿直の期日などを記した帳簿。番文(ばんぶみ)。
ひかえ‐ちょう【控(え)帳】
後日の用のために書きとめておく帳面。
ひ‐がいちょう【日開帳】
寺院などで毎日秘仏などを開帳していること。
ひ‐ちょう【日帳】
日記帳。「三月三十日の—を書きておくられける」〈浮・一代男・七〉