つね‐なら◦ず【常ならず】
[連語] 1 一定しない。無常である。「飛鳥川の淵瀬—◦ぬ世にしあれば」〈徒然・二五〉 2 普通ではない。いつもと違っている。「殊に母がなげきも—◦ず」〈浮・武家義理・一〉
つね‐に【常に】
[副] 1 どんな時でも。いつも。絶えず。「—微笑を絶やさない」 2 変わることなく。そのままに。「世の中や—ありける」〈万・八〇四〉 →何時(いつ)も[用法]
つね‐の‐ごしょ【常の御所】
1 内裏の中で、天皇の日常の居所。古くは仁寿殿(じじゅうでん)、後世には清涼殿を用いた。近世になり常御殿(つねのごてん)として独立した。 2 寝殿造りで、主人が日常住む部屋または建物。
つねのはな‐かんいち【常ノ花寛市】
[1896〜1960]力士。第31代横綱。岡山県出身。本名、山野辺寛一。引退後、年寄藤島を経て出羽海を襲名。日本相撲協会理事長も務めた。第30代横綱西ノ海 →第32代横綱玉錦
つね‐ひごろ【常日頃】
ふだん。平素。日常。副詞的にも用いる。「—の心がまえが大切だ」「—から健康に気をつける」「—子供に言いふくめている」
てい‐じょう【定常】
[名・形動]一定していて変わらないこと。また、そのさま。「—に保つ」「—化」
ていじょう‐うちゅうろん【定常宇宙論】
宇宙の基本的な構造は時間的に変化しないという説。1948年にヘルマン=ボンディ、トーマス=ゴールド、フレッド=ホイルにより提唱。エドウィン=ハッブルが銀河の後退速度の観測から導いた膨張宇宙説を説...
ていじょう‐こう【定常光】
写真撮影に用いる、その場にある一定の明るさをもつ光。外光などの自然光のほか、室内の電球や蛍光灯、スタジオ撮影用の照明などによる光をいう。→瞬間光
ていじょう‐じょうたい【定常状態】
1 流体の速さや電流の強さなど動的現象の物理量が、空間の各点において時間的に変化がなく一定している状態。 2 量子力学で、ある体系のエネルギーが一定に保たれている状態。
ていじょう‐でんりゅう【定常電流】
強さや方向が時間によって変わらない電流。