きいたか‐ぼうず【聞いたか坊主】
歌舞伎で、幕あきに「聞いたか聞いたか」「聞いたぞ聞いたぞ」と言い合いながら坊主姿で登場して、その狂言の筋などを知らせる役。「道成寺」「鳴神」などに出る。
きいろいおうじょ【黄色い王女】
《原題、(フランス)La princesse jaune》サン=サーンスのオペラ。全1幕。1872年初演。台本は従兄弟のL=ガレ。当時流行していたジャポニスムの影響を受けた作品であり、一部に東洋...
き‐えん【棄捐】
[名](スル) 1 捨てて用いないこと。 2 法令により、貸借関係を破棄すること。特に江戸時代、幕府や諸藩が大名・旗本・家臣などの困窮を救うため、債務の棒引きなどを命じたこと。
きえん‐れい【棄捐令】
江戸幕府が旗本・御家人(ごけにん)救済のために出した法令。札差(ふださし)に対する借金の帳消しや低利による年賦償還などを命じたもの。寛政元年(1789)と天保14年(1843)に、寛政の改革、天...
きかい‐シャッター【機械シャッター】
カメラで、露光時間を機械的に制御し、シャッター幕やシャッター羽根の開閉を行う機構。電子シャッターに比べて精度は劣るが、電源を必要としない。機械式シャッター。メカニカルシャッター。
きかいはかいしゃ【機械破壊者】
《原題、(ドイツ)Die Maschinenstürmer》トラーによる戯曲。5幕。ラッダイト運動を題材とする。獄中で書かれ、1922年に初演。
き‐がしら【木頭/柝頭】
歌舞伎で、幕切れに打つ拍子木の最初の音。きのかしら。
木(き)が入(はい)・る
演芸・演劇・相撲などで、開場・開幕・口上などの合図に拍子木が打たれる。
きき‐ばん【聞番】
江戸時代、諸大名が江戸の藩邸に置いた職名。幕府との公務上の連絡や、他大名との交際を役目とした。留守居。聞役(ききやく)。
きき‐やく【聞(き)役】
1 人が話すのを聞く立場。また、その人。聞き手。「—に回る」 2 江戸時代、中国地方や九州の諸藩が長崎に置いていた職。長崎奉行や本藩との連絡に当たった。 3 ⇒聞番(ききばん) 4 江戸幕府の目...