おとこ‐とうか【男踏歌】
男だけの踏歌。平安時代、正月14日に行われた。おどうか。→女踏歌
おに‐どの【鬼殿】
鬼・妖怪が住むという家。特に平安時代、京都三条の南にあった、憤死したと伝えられる藤原朝成の家をさす。「此の三条よりは北、東の洞院よりは東の角は—と云ふ所也」〈今昔・二七・一〉
おの‐りゅう【小野流】
真言宗の事相(じそう)における東密二流の一。平安初期の僧聖宝(しょうぼう)を祖とし、その弟子仁海(にんかい)が山城国小野に曼荼羅(まんだら)寺(随心院の旧称)を建て、この流儀を広めた。→広沢流(...
お‐はぐろ【御歯黒/鉄漿】
《「歯黒め」の女房詞》 1 歯を黒く染めること。上代から上流婦人の間に行われた風習。平安後期には公家や武家の男子も行い、のち民間にも流行し、江戸時代には既婚婦人のしるしとなった。かねつけ。 2 ...
オホーツク‐ぶんか【オホーツク文化】
奈良・平安時代から鎌倉時代にかけて、北海道北東部、樺太(サハリン)南部、千島(クリル)列島など、オホーツク海沿岸に発達した狩猟・漁労文化。代表的な遺跡は、網走市のモヨロ貝塚。
おり‐もの【織物】
1 織機にかけ、縦糸と横糸とを組み合わせて平たく作った布地。 2 平安時代以降、染め糸や練り糸で織った絹の布地。「黄朽葉(きくちば)の—、薄物などの小袿(こうちぎ)着て」〈枕・二〇〇〉
おんだらし‐の‐そう【御弓の奏】
平安時代、正月7日の白馬(あおうま)の節会(せちえ)で、17日の射礼(じゃらい)のために兵部省から弓を奉ることを内弁が取り次いで奏上したこと。
おんな‐え【女絵】
1 平安時代、男絵(おとこえ)に対して使われた語。情趣に富んだ濃彩の絵をいうとするが、その内容ははっきりしない。一説には、墨がきの絵といい、素人絵のことともいう。「をかしげなる—どもの、恋する男...
おんな‐づかい【女使ひ】
平安時代、春日神社・賀茂神社の祭に勅使として遣わされていた内侍(ないし)。→男使ひ「周防内侍—にて下りたりけるに」〈金葉・賀・詞書〉
おんな‐とうか【女踏歌】
女のする踏歌。平安時代、正月16日に行われた。めどうか。→男踏歌