かわら‐でら【川原寺】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある真言宗豊山派の寺。山号は仏陀山。創建は奈良時代以前。斉明天皇の川原宮あとに建てられたという。大宝(701〜704)ごろに栄えたが、平安時代以降は荒廃した。河原...
かん‐おん【漢音】
日本における漢字音の一。平安時代の初めごろまでに、遣唐使・留学僧などにより伝えられた、唐の首都長安の北方標準音に基づくもの。呉音・唐音などに対していう。
かんがく‐いん【勧学院】
平安時代の大学別曹(だいがくべっそう)の一。藤原氏の子弟を教育するために、弘仁12年(821)藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)が創立した教育施設。
平安時代以後、延暦(えんりゃく)寺・東大寺な...
勧学院(かんがくいん)の歩(あゆ)み
平安時代、藤原氏の氏の長者の家に慶事があったとき、勧学院の学生一同が整列し、練り歩いて、慶賀に赴いたこと。
かんがく‐でん【勧学田】
平安時代、大学寮・典薬寮・陰陽寮(おんようりょう)などの学生の、食料・費用などをまかなうために設けられた田。学田。
かんけこうしゅう【菅家後集】
平安中期の漢詩集。1巻。菅原道真著。延喜3年(903)までに成立。正式の書名は「西府新詩」。大宰府へ流されてから作った詩46編を収録。道真が死の直前に紀長谷雄(きのはせお)に贈ったもの。菅家後草。
かんけぶんそう【菅家文草】
平安中期の漢詩文集。12巻。菅原道真著。昌泰3年(900)成立。前半に詩468編、後半に賦・奏状・願文などを収める。
かんこう【寛弘】
平安中期、一条天皇・三条天皇の時の年号。1004年7月20日〜1012年12月25日。
かんさつ‐し【観察使】
平安初期の令外(りょうげ)の官。畿内(きない)・七道に派遣されて、諸国の状況や国司・郡司の施政を観察した。大同元年(806)に設置、弘仁元年(810)に消滅。
かんじ【寛治】
平安後期、堀河天皇の時の年号。1087年4月7日〜1094年12月15日。