い‐おう【以往/已往】
1 その時からのち。以後。以降。「平安遷都—の文化」 2 (已往)それより前。以前。往時。「およばぬ高き姿を願ひて寛平—の歌にならはば」〈近代秀歌〉 [補説]本来、「以往」はある時からのち、「已...
い‐おんびん【イ音便】
音便の一。語中・語尾のキ・ギ・シ、まれにはリ・テが、イになる現象。「書きて」が「書いて」、「漕(こ)ぎて」が「漕いで」、「渡して」が「渡いて」、「ござります」が「ございます」、「たてまつる」が「...
いか‐の‐いわい【五十日の祝】
子供が生まれて50日目に行った祝い。父や外祖父などが箸を取って、赤子の口に餅(もち)を含ませる。平安時代に、主として貴族の間で行われた。いか。
い‐かん【衣冠】
1 衣服と冠(かんむり)。 2 衣冠をつけた人。天子・皇帝に仕えている人。 3 束帯よりも略式の装束。束帯から下襲(したがさね)と石帯(せきたい)をはずし、表袴(うえのはかま)を指貫(さしぬき)...
いかん‐もん【偉鑒門】
平安京大内裏外郭十二門の一。北面した三門のうち、中央の門。あかずの門。あけずの門。
い・く【生く】
[動カ四] 1 生命を保つ。生存する。生きる。「—・ける屍(しかばね)」「限りとて別るる道の悲しきに—・かまほしきは命なりけり」〈源・桐壺〉 2 生き延びる。「—・かん定辛くてこそ—・かめ」〈...
いくほう‐もん【郁芳門】
平安京大内裏外郭十二門の一。東面の南端にあった。大炊御門(おおいみかど)。
いけん‐ふうじ【意見封事】
奈良・平安時代、勅旨をもって意見を求めたのに対して、臣下が密封して提出した政治意見書。
い‐こう【以降/已降】
ある時からのち。「平安時代—」「四月—」 →以後[用法]
い‐ごう【移郷】
奈良・平安時代、本籍地から他郷に追われた刑罰。恩赦によって死罪を免れた殺人犯などに適用した。