しき‐がみ【式神/識神】
陰陽道(おんようどう)で、陰陽師が使役するという鬼神。変幻自在な姿で、人の善悪を監視するという。しきのかみ。しきじん。しき。
してい‐やくぶつ【指定薬物】
中枢神経系の興奮・抑制や幻覚を引き起こす作用があり、人体に使用すると保健衛生上の危害が生じるおそれがあるとして、厚生労働大臣が指定する薬物。薬機法で製造・輸入・販売・所持・購入・医療目的以外の使...
しのいずみ【死の泉】
皆川博子の長編小説。第二次大戦下と戦後ドイツを舞台とする幻想的作品。平成9年(1997)刊行。翌年、第32回吉川英治文学賞受賞。
しゅうへん‐しょうじょう【周辺症状】
ある疾患の中核症状に対して、二次的に現れる症状。認知症の場合、不安・鬱(うつ)状態・妄想・幻覚・徘徊・失禁・暴力・譫妄(せんもう)など。認知症の周辺症状は、患者の性格・環境・人間関係など多様な要...
しゅく‐せき【夙昔】
昔から今までの間。以前から。宿昔(しゅくせき)。「己が—の不平は」〈透谷・三日幻境〉
しゅんちゅう【春昼】
泉鏡花の小説。明治39年(1906)11月、雑誌「新小説」に発表。翌12月には続編にあたる「春昼後刻」を同誌に発表している。鏡花自身も療養のためたびたび訪れた逗子を舞台とする幻想的な作品。
しょう【称】
1 よびな。呼称。「コハダはコノシロの若魚の—だ」 2 ほまれ。名声。評判。「幻の名酒の—がある」
しょう‐しつ【蕭瑟】
[名・形動]秋風が寂しく吹くこと。また、そのさま。「—なる林の裏(うち)、幽冷なる池の上に」〈漱石・幻影の盾〉
[ト・タル][文][形動タリ]
に同じ。「—たる秋光の浜に立てば」〈蘆花・不如帰〉
しんせん‐せんもう【振戦譫妄】
重度のアルコール依存症患者にみられる離脱症状(禁断症状)の一つ。飲酒を中断して後数日に不安・興奮・発汗・頻脈・手の震え・幻覚・意識障害などの症状が現れる。数日続き、深い睡眠に入った後、回復するが...
シンナー【thinner】
塗料を薄めて粘度を下げるための溶剤。トルエン・酢酸エチルなどの混合物で、揮発性がある。吸入による中毒では、酩酊(めいてい)感・感情不安・幻覚などの症状がみられる。