やぐち‐たかお【矢口高雄】
[1939〜2020]漫画家。秋田の生まれ。本姓、高橋。釣りをテーマにした「釣りキチ三平」がヒット。自然と人間のかかわりを描いた作品で多くの読者を獲得した。代表作「幻の怪蛇バチヘビ」「マタギ」など。
やしない【養い】
1 やしなうこと。育てること。養育。 2 栄養となるもの。栄養物。滋養分。また、植物の肥料。「竹が熟した時に—が十分でないから軽い竹になるのです」〈露伴・幻談〉 3 一家が暮らしていくためにかか...
やた‐いち【弥太一】
《「やた」は、豆腐の女房詞「おかべ」をもじった「岡部六弥太」の「六弥太」の略で、豆腐の異称》煮売酒屋で、豆腐一皿と酒一合を注文するときにいう語。また、煮売酒屋の異称。「—の客よりわるいかっこうを...
やまぎし‐りょうこ【山岸凉子】
[1947〜 ]漫画家。北海道の生まれ。バレエ・歴史・神話などに題材をとった作品を次々に発表する。日本的な叙情性にあふれた幻想漫画も人気が高い。代表作に「アラベスク」「日出処(ひいずるところ)の...
やまぶきのはな【山吹の花】
豊島与志雄の短編小説。昭和28年(1953)、「群像」誌に発表。同作を表題作とする小説集は、昭和29年(1954)刊行で、ほかに「どぶろく幻想」「庶民生活」などの作品を収める。
やみのなかのくろいうま【闇のなかの黒い馬】
埴谷雄高(はにやゆたか)の短編連作小説。副題は「夢についての九つの短篇」。作者が主題とする「存在」を、夢の中から幻想的に表現する。昭和45年(1970)発表。同年、第6回谷崎潤一郎賞受賞。
ゆうぎのおわり【遊戯の終わり】
《原題、(スペイン)Final del juego》コルタサルの短編小説集。1956年刊。「山椒魚」「続いている公園」など、18の幻想的な作品からなる。
ユニコーン‐きぎょう【ユニコーン企業】
企業評価額が10億ドル以上の非上場ベンチャー企業。→デカコーン企業 →ヘクトコーン企業 [補説]数が非常に少ないこと、また、有望なビジネスモデルをもちながら実質的な製品やサービスを生み出せていな...
よう【妖】
[常用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]あやしい 1 色気があってなまめかしい。「妖艶(ようえん)・妖姿・妖婦」 2 あやしく不気味だ。「妖異・妖怪・妖気・妖術・妖精・妖魔/幻妖」
よう‐じゅつ【妖術】
1 人を惑わすあやしい術。幻術。「—使い」 2 《witchcraft》その人が意図しなくとも、他人にねたみや憎しみを感じたりすると、その人に災いをもたらすような心霊作用・力。