おさ‐ない【幼い】
《形容詞「おさなし」の連体形「おさなき」のイ音便から》幼い者。幼児。「—をいだいて出られまして、やい太郎冠者、この子のもりをせいと言はれまする」〈虎寛狂・縄綯〉
おさ‐な・い【幼い】
[形][文]をさな・し[ク]《「長(をさ)無し」の意》 1 年齢が若い。幼少である。いとけない。「息子はまだ—・い」 2 幼稚である。子供っぽい。「考え方が—・い」 [派生]おさなげ[形動]おさ...
おさな‐おい【幼生ひ】
「幼立ち」に同じ。「故院の—に少しもたがはせ給はぬものかな」〈平家・八〉
おさな‐がお【幼顔】
幼いときの顔つき。
おさな‐ご【幼子/幼児】
幼い子。ようじ。
おさな‐ごこち【幼心地】
「幼心」に同じ。「—にも、はかなき花紅葉につけても志を見え奉る」〈源・桐壺〉
おさな‐ごころ【幼心】
幼いときの心。幼児の気持ち。子供心。「—にも悲しみを覚えた」
おさな‐だち【幼立ち】
幼いときの成長のようす。また、そのころ。おさなおい。「—から互いに隔てぬふたりが中」〈緑雨・門三味線〉
おさな‐づま【幼妻】
年が若くて子供っぽさを残している妻。多く十代の妻についていう。
おさな‐ともだち【幼友達】
幼いときの友達。また、幼いときから親交が続いている友達。