くわ‐えだしゃく【桑枝尺】
シャクガ科の昆虫。翅(はね)は黒色または黒褐色で、黒色の斜めの帯がある。幼虫は尺取虫で、桑の葉を食べ、成長すると約7センチにもなる。桑の細枝によく似ており、昔、桑畑で仕事をする人がまちがえて土瓶...
くわ‐かみきり【桑天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体は黒褐色で、黄灰色の毛が密生する。幼虫は桑・イチジク・ビワなどの幹を食い、穴をあける。北海道を除いて普通にみられる。びわむし。《季 夏》
くわがた‐むし【鍬形虫】
甲虫目クワガタムシ科の昆虫の総称。体はやや平たくて長く、雄は頭の先に大形のあごを突き出し、兜(かぶと)の鍬形に似る。雌は小形で、あごも発達しない。夜、クヌギなどの樹液に集まる。幼虫は朽ち木や腐植...
くわ‐ご【桑蚕/野蚕】
カイコガ科の昆虫。野生の蚕(かいこ)といわれ、成虫・幼虫ともカイコガに似るが全体に暗褐色。幼虫は桑の葉を食う。成虫は夏、灯火に集まる。のがいこ。やまがいこ。
くわ‐しゃくとり【桑尺取】
クワエダシャクの幼虫。
くわのみ【桑の実】
鈴木三重吉の小説。幼くして父を亡くした女性の不運な人生を叙情的に描く。大正2年(1913)国民新聞に連載、大正3年(1914)刊行。
くん【君】
[音]クン(呉)(漢) [訓]きみ [学習漢字]3年 〈クン〉 1 民を支配する者。王侯。「君王・君主・君臨/暗君・主君・神君・大君・暴君・名君・明君・幼君」 2 人を尊敬して呼ぶ語。「君子/...
ぐうじ‐ゆ【窮子喩】
仏語。「法華経」信解品(しんげぼん)に説かれるたとえ。幼いころ家出し、流浪して困窮した子を、父の長者が見つけて雇い入れ、しだいに重用して最後に実子であることを明かす。長者は仏を、子は声聞(しょう...
ぐず‐ぐず【愚図愚図】
[副](スル) 1 のろのろといたずらに時間を費やすさま。「借金の返済を—(と)引き延ばす」 2 ぶつぶつ不平を言うさま。また、幼児がむずかるさま。「いつまでも—言うな」 3 天候がはっきりし...
グラミス‐じょう【グラミス城】
《Glamis Castle》英国スコットランド東部、アンガス地区の村グラミスにある城。エリザベス2世の母や妹が幼少期を過ごした。シェークスピアの悲劇「マクベス」に登場する城のモデルとしても知ら...