アフラ‐マズダー【Ahura Mazdā】
《アフラは主、マズダーは賢明の意》ゾロアスター教の最高神。光明の神で、あらゆる善・秩序の創造神。悪神アフリマンと対立し、滅ぼす。
アブ‐ハッサン【Abu Hassan】
ウェーバーのオペラ。全1幕。1811年にミュンヘンで初演、台本はF=K=ヒーマー。「千夜一夜物語」を題材とする。現在は序曲のみ演奏されることも多い。
あべ‐こべ
[名・形動]位置・順序・方向などが通常の状態とは反対であること。また、そのさま。さかさま。逆。「—な(の)意見」「手順が—だ」
アポロ‐てき【アポロ的】
[形動]ニーチェが「悲劇の誕生」で説いた芸術衝動の一つで、主知的傾向をもち、静的で秩序や調和ある統一を目ざすさま。アポロン的。⇔ディオニュソス的。
アミノさん‐はいれつ【アミノ酸配列】
たんぱく質を構成するアミノ酸の並ぶ順序。生体内において、DNAの塩基配列によって順序が決まり、たんぱく質の機能発現はこれによる。
あや‐だけ【綾竹】
1 機織り機で、縦糸のもつれを防ぎ、順序を正しくするために、その間に入れる細い竹の棒。綜竹(あぜたけ)。 2 引き窓の引き縄を掛けるため横に渡した竹。 3 「綾織り竹」に同じ。
ありま‐すげ【有馬菅】
有馬の付近で産したスゲ。和歌では同音の「あり」を導く序詞として用いられる。「大君の御笠に縫へる—ありつつ見れどことなき吾妹(わぎも)」〈万・二七五七〉
ある‐は【或は】
[接]《動詞「あり」の連体形+係助詞「は」から》 1 (「あるは…、あるは…」の形で)ある者は。ある場合は。「—年ごとに鏡のかげに見ゆる雪と浪とをなげき…、—昨日は栄えおごりて時を失ひ」〈古今・...
あわれ・ぶ【哀れぶ/憐れぶ】
[動バ四] 1 「哀れむ1」に同じ。「慈悲の心深くして、人を—・ぶ事仏の如く」〈今昔・一一・二〉 2 「哀れむ2」に同じ。「花をめで、鳥をうらやみ、霞(かすみ)を—・び、露をかなしぶ心」〈古今...
あわれ・む【哀れむ/憐れむ】
[動マ五(四)] 1 かわいそうに思う。不憫(ふびん)に思う。「—・むようなまなざし」 2 賞美する。めでる。あわれぶ。「花をもてあそび、鳥を—・まずといふ事なし」〈後拾遺・序〉