はな‐がつみ【花勝見】
《「はなかつみ」とも》草花の名。アヤメのことといわれるが、ほかにアシの花、カタバミ、デンジソウなどの諸説がある。「かつて」「かつ」を引き出す序詞として用いられることが多い。「をみなへし佐紀沢(さ...
はな‐ごころ【花心】
1 《すぐに散ってしまうところから》移りやすい心。あだ心。浮気心。「—におはする宮なれば」〈源・宿木〉 2 華やかな心。「ひらく連中(いちざ)の—、若やぐ春の一趣向」〈人・恵の花・自序〉
はな‐すすき【花薄】
[名] 1 穂の出た薄。尾花。《季 秋》「—風のもつれは風が解く/蓼汀」 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は薄縹(うすはなだ)。 [枕]薄の穂の意から、「穂に出づ」「ほのか」にかかる。...
は‐の‐まい【破の舞】
能の舞事(まいごと)の一。序の舞や中の舞のあとに、謡一段を経て、同じシテが再び舞う短い舞。また、その囃子(はやし)。
はま‐の‐まさご【浜の真砂】
浜辺の砂。数のきわめて多いことのたとえにいう。「山下水の絶えず、—の数多くつもりぬれば」〈古今・仮名序〉
はま‐びさし【浜庇】
《万葉集・二七五三の「浜久木(はまひさぎ)」の表記を伊勢物語で読み誤ってできた語という》浜辺の家のひさし。また、浜辺の家。多く「久し」の序詞として用いられる。「浪間より見ゆる小島の—久しくなりぬ...
はん【班】
[名] 1 一つの集団を数人ずつに組み分けして、行動・作業を共にする小単位としたもの。「三つの—に分かれて討議する」「救護—」 2 仲間。「身は当世に蔑視せらるる三文文学者の—に列すれ共」〈魯...
はん【班】
[音]ハン(漢) [学習漢字]6年 1 分ける。分けて配る。「班田」 2 順序。席次。「首班」 3 いくつかに分けた、一つの組。グループ。「班長/救護班」 [名のり]つら・なか
はん‐しゃかいてき【反社会的】
[形動]社会の秩序や道徳から著しく逸脱しているさま。「—行動」
はん‐じ【判示】
[名](スル)裁判の判決などで、裁判所が事実認定や法解釈について判断を示すこと。「—事項」「公序良俗違反で無効と—する」