しぎたつさわ【鴫立沢】
神奈川県中郡大磯町西部の渓流。名は西行の歌「心なき身にもあはれはしられけりしぎたつ沢の秋の夕暮」に由来する。そばに鴫立庵(でんりゅうあん)がある。[歌枕]
しし‐もん【獅子門】
《各務支考(かがみしこう)の別号「獅子庵」による名》俳諧の一派、美濃派のこと。
し‐しゅ【錙銖】
《昔、中国の量目で、100粒の黍(きび)を1銖とし、24銖を1両、8両(または6両とも)を錙としたところから》わずかなこと。また、ごく小さいこと。銖錙(しゅし)。「牙籌(がちゅう)を取って—を争...
し‐せき【咫尺】
[名](スル)《「咫」は中国の周の制度で8寸、「尺」は10寸》 1 距離が非常に近いこと。「—の間(かん)」 2 貴人の前近くに出て拝謁すること。「恐れ多くも九重(ここのえ)に—し奉った例(ため...
した‐こが・る【下焦がる】
[動ラ下二]《「した」は心の意》心中ひそかに恋い慕って思い悩む。「あしひきの山田もる庵におく蚊火の—・れつつわが恋ふらくは」〈新古今・恋一〉
したた‐か【強か/健か】
[形動][文][ナリ] 1 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。「世の中を—に生きる」「—な相手」 2 強く、しっかりしているさま。「—な後見役」「—な造りの家」 3...
した‐たる・い【舌怠い】
[形][文]したたる・し[ク] 1 物の言い方が甘えたような調子であるさま。したったるい。「女子学生の一部に流行(はや)る、あの稍々—・いような遊ばせ言葉も」〈広津和郎・風雨強かるべし〉 2 舌...
した‐て【下手】
《「したで」とも》 1 位置・方向が下のほう。特に、風下・川下などをいう。しもて。⇔上手(うわて)。 2 相手より地位や能力が下であること。また、その地位など。 3 へりくだること。⇔上手(うわ...
したや‐ぐみ【下谷組】
江戸後期に、江戸の下谷・根岸方面に住んでいた文人・画家などの総称。亀田鵬斎・大窪詩仏・菊池五山・大田南畝・谷文晁・酒井抱一・市河米庵など。
舌(した)を吐(は)・く
非常にあきれる。「—・いて罵(ののし)りつ」〈魯庵・社会百面相〉