いん‐しん【陰森】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 樹木が生い茂って暗いさま。「—として、日を蔽う森の梢を仰ぎ見て」〈魯庵・社会百面相〉 2 薄暗くてもの寂しいさま。「さらぬだに—たる夜色は益す冥(くら)く」〈...
いん‐とん【隠遁】
[名](スル)俗世間を逃れて隠れ住むこと。遁世(とんせい)。「庵を結び—する」「—者」
員(いん)に備(そな)わ・る
人数の中に加わる。「来るべき内閣の—・る」〈魯庵・社会百面相〉 [補説]「員に備わるのみ」などの形で、その中に加わっているだけで実際には役に立っていないことをいう場合がある。
いん‐もつ【音物】
贈り物。進物。賄賂(わいろ)にもいう。「文部省の巡廻役人共には助才なく—をする」〈魯庵・社会百面相〉
うけ‐やど【請(け)宿】
奉公人などの身元を引き受けて奉公先を世話する家。口入れ宿。桂庵(けいあん)。「—の老媼(おば)さまが言葉には」〈一葉・大つごもり〉
うだがわ【宇田川】
姓氏の一。 [補説]「宇田川」姓の人物宇田川玄真(うだがわげんしん)宇田川玄随(うだがわげんずい)宇田川榛斎(うだがわしんさい)宇田川榕庵(うだがわようあん)
うちだ【内田】
姓氏の一。 [補説]「内田」姓の人物内田五観(うちだいつみ)内田銀蔵(うちだぎんぞう)内田康哉(うちだこうさい)内田清之助(うちだせいのすけ)内田吐夢(うちだとむ)内田百閒(うちだひゃっけん)内...
うつのみや【宇都宮】
姓氏の一。 [補説]「宇都宮」姓の人物宇都宮三郎(うつのみやさぶろう)宇都宮遯庵(うつのみやとんあん)宇都宮頼綱(うつのみやよりつな)
うぶ【初/初心/産/生】
[名・形動] 1 (初・初心)世間ずれがしていないこと。ういういしいこと。また、そのさま。「そのまま信じるほど—ではない」 2 (初・初心)まだ男女の情を解しないさま。「—な娘」 3 (産・生)...
うら‐せんけ【裏千家】
千家流茶道の分派の一。千利休の孫宗旦(そうたん)の四男宗室を開祖とする。宗室が父から譲られた隠居所今日庵(茶室)が本家の裏手にあたるので、この称がある。裏流。裏。