ちゃん【父】
父親を呼ぶ俗語。江戸時代から庶民の間で用いられた。
ちょう‐しゅう【町衆】
中世後期の京都で、町組をつくって自治的生活を営む商工業者を主とした人々。祇園(ぎおん)祭を行ったほか、能・茶など庶民文化の担い手となった。まちしゅう。
つの‐ぐり【角繰り/角髻】
江戸時代、庶民の間で行われた女性の髪形の一。髪をぐるぐると巻き上げ、笄(こうがい)をさしてとめたもの。
ていきんおうらい【庭訓往来】
室町時代の往来物。1巻。玄恵(げんえ)著と伝えられるが未詳。応永年間(1394〜1428)ころの成立か。1年各月の消息文を集めた初学者用の書簡文範。擬漢文体で書かれ、武士・庶民の生活上必要な用語...
て‐じょう【手錠/手鎖】
1 罪人などの手首にはめて錠をおろし、手の自由を奪い、自損行為や逃走を防止するための鉄製の腕輪。てぐさり。「—を掛ける」 2 (手鎖)江戸時代、庶民に科した刑罰の一。罪の軽重によって30日・50...
てっぽう‐あらため【鉄砲改】
江戸幕府の職名。関八州内の庶民が所持している鉄砲を監視・検査したもの。貞享4年(1687)設置、享保4年(1719)大目付の兼役となった。
てら‐うけ【寺請】
1 近世、庶民がキリシタン信徒ではなく檀徒であることを、その檀那寺(だんなでら)に証明させた制度。 2 「寺請状」の略。
てらこ‐や【寺子屋/寺小屋】
江戸時代の庶民の教育施設。僧侶・武士・神官・医者などが師となり、読み・書き・そろばんを教えた。教科書は「庭訓(ていきん)往来」「童子教」など。明治以後、義務教育の普及によって消滅。寺。寺屋。 ...
てん‐びょう【点描】
[名](スル) 1 線を用いず、点または点に近い短い筆触で表現する画法。東洋画には米法(べいほう)山水などの手法があり、西洋近代絵画では、印象派の画家が画面にいろいろな色彩の点を並置することによ...
ディシャン‐カラ【Dishan Kala】
ウズベキスタン西部、ホラズム州の都市ヒバの旧市街。ヒバの町は二重の城壁で囲まれており、ディシャンカラは、全長約6キロメートルの外側の城壁内を指し、外城とも呼ばれる。中世以来、庶民の生活の場となっ...