えん‐どお・い【縁遠い】
[形][文]えんどほ・し[ク] 1 きわめて関係が薄い。「庶民に—・い店」 2 よい結婚相手になかなかめぐり会えない。「—・い人」
お‐かあ‐さん【御母さん】
1 子供が自分の母親を呼ぶ語。また、子供にとって母親のこと。もとは江戸末期、京坂地方の中流以上の家庭で使われていた。江戸の庶民は「おっかさん」「おっかあ」などと呼んでいたが、「おとうさん」ととも...
おかげ‐まいり【御蔭参り】
1 江戸時代、御蔭年(おかげどし)に諸国の庶民が伊勢神宮に参詣(さんけい)したこと。《季 春》→抜け参り 2 神仏にかけた祈願が成就したあとのお礼参り。
お‐かた【御方】
1 他人を敬っていう語。「あの—の紹介なら信用します」→方(かた)4 2 貴人の妻妾(さいしょう)や子女の敬称。「明日は殿ごの砧打(きぬたう)ち、—姫ごも出て打たい」〈松の葉・一〉 3 近世、...
おかみ‐さん【御上さん】
庶民が他人の妻や料理屋の女主人などを親しんで、また敬っていう語。
おし‐こめ【押(し)込め】
1 無理に入れること。 2 江戸時代の刑罰の一。一定期間自宅に閉じ込めて外出を禁じるもの。武士のほか庶民にも科した。
お‐しゃこ【御蝦蛄】
江戸末期から明治にかけての庶民の女性の髪形の一。おばこ結びに似て、左右の輪の穴に横にかんざしを挿す。
おどり【踊り/躍り】
《跳ね上がること、飛び跳ねることが原義》 1 (踊り)音楽などに合わせて踊ること。また、その動作。舞踏。舞踊。ダンス。 2 (踊り) ㋐日本の芸能で、舞(まい)と区別して、跳躍運動を主体としたも...
おまえ‐さん【御前さん】
[代]二人称の人代名詞。 1 庶民層で、親しい間柄の人を呼ぶ語。また、特に妻が夫を呼ぶときの語。 2 「お前様」のややくだけた言い方。近世、かなり高い敬意を表す語として用いられた。「—、是をお浴...
かいとく‐どう【懐徳堂】
享保9年(1724)、大坂町人が中井甃庵(なかいしゅうあん)を中心として開設した私塾。享保11年(1726)幕府の認可をうけた。庶民が多く学び、富永仲基・山片蟠桃(やまがたばんとう)などの町人学...