がく‐よう【学庸】
中国の古典「大学」と「中庸」とを合わせていう語。
ちゅうよう【中庸】
中国、戦国時代の思想書。1巻。子思の著と伝えられる。「礼記(らいき)」中の一編であったが、朱熹(しゅき)が「中庸章句」を作ったことから、四書の一として儒教の根本書となった。天人合一の真理を説き、...
ちゅう‐よう【中庸】
[名・形動] 1 かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。「—を得た意見」「—な(の)精神」 2 アリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念。過...
ちょう‐よう【調庸】
律令制の租税で、調と庸。みつぎものと労役。
とう‐よう【登用/登庸】
[名](スル)人を官職などに取り立てること。また、人をそれまでより高い地位に引き上げて用いること。「人材を—する」
ふ‐よう【付庸/附庸】
宗主国に従属してその保護と支配を受けている国。従属国。付庸国。
ぼん‐よう【凡庸】
[名・形動]平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)人物」 [派生]ぼんようさ[名]
よう【庸】
1 平凡なこと。すぐれたところがないこと。凡庸。「才と—との別もまたはなはだしであるが」〈蘆花・思出の記〉 2 律令制における租税の一。養老令の規定では、正丁(せいてい)一人1年間に10日間の労...
よう【庸】
[常用漢字] [音]ヨウ(漢) 1 人をやとい用いる。「登庸(とうよう)」 2 並みである。かわりばえがしない。かわらない。普通。「庸愚・庸君/中庸・凡庸」 3 昔の課税の一。労役の代わりに布な...