うけわし‐げ【祈はしげ】
[形動ナリ]いかにものろわしいようなさま。「弘徽殿(こうきでん)などの—にのたまふ」〈源・紅葉賀〉
うちのかもり‐の‐つかさ【内掃部司】
律令制で、宮内省に属し、宮中の調度品の調達・管理をつかさどった役所。弘仁11年(820)大蔵省掃部司(かもんづかさ)と合併して掃部寮(かもんりょう)となった。うちのかにもりのつかさ。
うの【宇野】
姓氏の一。 [補説]「宇野」姓の人物宇野円空(うのえんくう)宇野浩二(うのこうじ)宇野弘蔵(うのこうぞう)宇野重吉(うのじゅうきち)宇野宗佑(うのそうすけ)宇野千代(うのちよ)宇野哲人(うのてつ...
えいがいってい【詠歌一体】
鎌倉初期の歌論書。1巻。藤原為家著。弘長3年(1263)または文永7年(1270)ころの成立か。和歌の実践論・本質論などを説き、平淡美を主張したもの。八雲口伝(やくもくでん)。えいがいったい。え...
えい‐ふう【英風】
1 下の者を導くすぐれた教え。「—を敷きて国を弘め給ひき」〈記・序〉 2 すぐれた風采(ふうさい)。りっぱな姿。英姿。「受命漢祖に師となり、—万古に伝ふ」〈文華秀麗集・中〉
えじ‐ふ【衛士府】
律令制における官司の一。左右2府があり、宮廷の警護や行幸の護衛などに当たった。弘仁2年(811)左右衛門府に改称。
え‐ふ【衛府】
1 古代、宮城の警備、行幸・行啓の供奉(ぐぶ)などに当たった官司。律令制下では衛門府(えもんふ)・左右衛士府(えじふ)・左右兵衛府(ひょうえふ)の五衛府であったが、弘仁2年(811)以後、左右近...
えもん‐ふ【衛門府】
律令制の官司の一。宮城諸門の警備、部署の巡検、行幸の先駆けなどにあたった。大同3年(808)左右衛士府(えじふ)に併合、弘仁2年(811)左右衛門府となった。職員は、多く検非違使(けびいし)を兼...
えん‐が【偃臥】
[名](スル)うつぶして寝ること。腹ばうこと。「余終日—す」〈中井弘・航海新説〉
えんがく‐じ【円覚寺】
神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の大本山。山号は瑞鹿山。開創は弘安5年(1282)、開山は無学祖元、開基は北条時宗。鎌倉五山の第二位。入母屋造(いりもやづく)りの舎利殿と梵鐘は国宝。