ふしょう‐がお【不請顔】
いやそうな顔つき。しぶしぶ物事をする顔つき。「弟子共は—を」〈浄・氷の朔日〉
ふじまつ‐ぶし【富士松節】
新内節の一派。延享(1744〜1748)のころ、宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)の弟子宮古路加賀太夫が富士松薩摩を名のって創始。一時絶えたが、天保(1830〜1844)末期、鶴賀派の鶴賀加...
ふじゅふせ‐こうもんは【不受不施講門派】
日蓮講門宗の旧称。日奥の孫弟子日講を祖とする、不受不施派の別派。岡山市御津鹿瀬(みつかせ)の本覚寺を本山とする。
ふ‐ぞく【付属/附属】
[名](スル) 1 主になるものに付き従っていること。また、そのもの。「会社に—する研究所」 2 「付属学校」の略。「—の生徒」 3 (「付嘱」とも書く)仏語。師が弟子に教えを授け、さらに後世に...
ふ‐ちん【浮沈】
[名](スル) 1 浮いたり沈んだりすること。うきしずみ。「愛欲の海に—しながら」〈倉田・出家とその弟子〉 2 栄えることと衰えること。うきしずみ。「会社の—にかかわる重大事」
ふ‐でき【不出来】
[名・形動]出来が悪いこと。また、そのさま。「—な弟子」「—な作柄」「出来—」
ふとん【蒲団/FUTON】
(蒲団)田山花袋の小説。明治40年(1907)発表。中年の作家竹中が、美貌の弟子芳子に寄せる恋と嫉妬(しっと)の思いを赤裸々に描く。最初の私小説とされ、その後の自然主義文学に大きな影響を与えた...
ふ‐ほう【付法】
師が弟子に教えを授け、後世に伝えさせること。また、教えを授けられた弟子。「—相承」
フランツシュテルンバルトのへんれき【フランツシュテルンバルトの遍歴】
《原題、(ドイツ)Franz Sternbalds Wanderungen》ティークによる小説。未完。1798年に2巻までを刊行。画家デューラーの弟子である青年画家の遍歴を描く、初期ロマン派的教...
ふりゅう‐もんじ【不立文字】
禅宗の根本的立場を示す語。悟りの内容は文字や言説で伝えられるものではないということ。仏の教えは師の心から弟子の心へ直接伝えられるものであるという以心伝心の境地を表したもの。ふりつもんじ。