さん‐げん【三弦／三絃】
１ 三味線の別名。地歌・箏曲(そうきょく)では正称とされる。 ２ 中国の弦楽器。外形は日本の三味線に似るが胴の両面には蛇の皮を張り、人差し指の指頭または義甲で弾く。琉球に伝来して三線(さんしん)...
し‐げん【四弦／四絃】
１ 弦楽器に張る4本の弦。 ２ 琵琶(びわ)。よつのお。
しない‐づる【竹刀弦】
竹刀の背面に渡して、柄革(つかがわ)と先革とをつなぐ弦。
しょう‐げん【小弦／小絃】
琴・琵琶(びわ)などの弦楽器の細い糸。また、細い糸を張った弦楽器。
しょ‐げん【初弦】
陰暦で、上旬の弓形の月。上弦。
じゅうしち‐げん【十七弦／十七絃】
17本の弦をもつ箏(そう)。大正10年（1921）宮城道雄が考案。従来の箏をひと回り大きくした外形で、ふつう低音伴奏楽器として用いる。
じょう‐げん【上弦】
新月から満月に至る間の半月(はんげつ)。太陽の90度東にあり、月の西半分が輝く。日没時に南中し、真夜中に弦を上にして沈む。上弦の月。《季 秋》⇔下弦。
せい‐げん【正弦】
⇒サイン（sine）
せき‐づる【関弦／禦弦】
昔、戦陣で用いた弓弦の一。弦苧(つるお)に黒く漆を塗った上に絹糸を巻き、さらにこれを漆で塗り固めたもの。
ぜつ‐げん【絶弦／絶絃】
《中国で、琴の名人伯牙(はくが)が、自分の琴をよく理解していた鍾子期(しょうしき)が死ぬと、琴の弦を断ち切って二度と琴を弾かなかったという「呂氏春秋」本味の故事から》愛用の琴の弦を断つこと。転じ...
