され‐ば【然れば】
《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》 [接] 1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。「—賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て...
し‐おち【仕落ち/為落ち】
当然すべきことを不注意でしないこと。手落ち。手抜かり。しおとし。「—のないように注意する」
しかる‐べき【然る可き】
[連語]《連語「しかるべし」の連体形》 1 (連体詞的に用いて)適当な。ふさわしい。「—人に相談しなさい」 2 (「…てしかるべき」の形で)当然である。当たり前だ。「君は謝罪して—だ」
獣(しし)食(く)った報(むく)い
よい思いをした埋め合わせに、当然受けなければならない悪い報い。また、悪事を犯したために、当然身に受ける報い。 [補説]「獣」は、「猪」「鹿」と書くこともあるが、「獅子」と書くのは誤り。
しぜん‐はん【自然犯】
その行為が、いつの時代、どの社会においても当然の悪であると考えられる犯罪。殺人・窃盗・放火など。刑事犯。→法定犯
しっ‐かん【失官】
旧制度で、官吏が法律上当然に官職を失うこと。国籍の喪失、廃庁・廃官・休職期間満了または禁錮以上の刑に処せられたことなどを原因とする。
しっけん‐やっかん【失権約款】
債務不履行がある場合、債権者の意思表示なしに当然に債務者が一定の権利を失う旨を定める約款。例えば、割賦払い約款付き売買契約で、買い主が1回でも代金支払いを遅滞すれば契約は効力を失うとするなど。
して‐みれ‐ば
[接]《の一語化》「してみると」に同じ。 [連語]《動詞「する」(サ変)の連用形+接続助詞「て」+動詞「みる」の仮定形+接続助詞「ば」》格助詞「に」「と」に付く。その立場になってみると。…...
し‐とう【至当】
[名・形動]きわめて当然であり、適切であること。きわめて妥当であること。また、そのさま。「—な(の)処置」「—な(の)見解」
しょ‐い【所為】
1 しわざ。振る舞い。「自分の—に対しては…徳義上の責任を負うのが当然だとすれば」〈漱石・それから〉 2 そうなった原因・理由。せい。「暴政は必ずしも暴君暴吏の—のみに非ず」〈福沢・学問のすゝめ〉