なみ・する【無みする/蔑する】
[動サ変][文]なみ・す[サ変]《形容詞「な(無)い」の語幹に接尾語「み」の付いた「なみ」に、動詞「する」の付いたものから》そのものの存在を無視する。ないがしろにする。あなどる。「正義を—・し、...
なめ【無礼】
[形動][文][ナリ]《形容詞「なめし」の語幹から》無礼であるさま。無作法。「座客の—なるを厭いてか」〈鴎外・うたかたの記〉
な・める【嘗める/舐める】
[動マ下一][文]な・む[マ下二] 1 舌の先でなでるように触れる。「切手を—・めてはる」「猫が毛を—・める」 2 舌の先で味をみる。また、そのようにして酒を少しずつ飲む。口に含んだものを舌で味...
なやまし・い【悩ましい】
[形][文]なやま・し[シク]《動詞「なや(悩)む」の形容詞化》 1 悩むことがあって苦しい。難儀である。「焦りと苛立ちの—・い日々を送る」 2 官能が刺激されて、心が平静でいられない。「—・い...
な◦らし
[連語]《断定の助動詞「なり」の連体形「なる」に推量の助動詞「らし」の付いた「なるらし」の音変化》 1 …であるらしい。「すむ人もあるかなきかの宿—◦らしあしまの月のもるにまかせて」〈新古今・雑...
なり
[助動][なら|なり・に|なり|なる|なれ|なれ]《格助詞「に」+ラ変動詞「あり」の音変化》体言および体言に準じるもの、活用語の連体形、形容動詞の語幹、助詞「と」「て」「ば」などに付く。 1 断...
なり【形/態】
《動詞「な(成)る」の連用形から》 1 物の形。形状。「—の良い花活け」 2 からだつき。体格。「大きな—をしてみっともない」 3 服装。身なり。なりふり。「学生らしい—をする」「—ばかりを気に...
なり‐かつよう【ナリ活用】
文語形容動詞の活用形式の一。「静かなり」「丁寧なり」などのように、終止形の語尾が「なり」の形をとるもの。元来、「静かに」「丁寧に」などの形が動詞「あり」に結びついた「静かにあり」「丁寧にあり」の...
何(なん)とも彼(か)とも
どのように形容していいのかわからないさま。「—いえない味」
何(なん)ともはや
あまりのことでどう形容していいかわからないさま。まったくもって。なんともまあ。「—おわびの申しようもありません」