やし
[間助]《間投助詞「や」+間投助詞「し」から。上代語》形容詞の連体形や助詞などに付いて文節末に置かれる。語勢を強め、感動の意を表す。→よし「はしき—栄えし君のいましせば昨日も今日も我(わ)を召さ...
やす【安】
形容詞「やす(安)い」の語幹。 1 他より金額の安いこと。また、安くて粗末なこと。「—アパート」「—月給」 2 ある時期よりも金額が安くなること。「五円—」 3 軽々しく行うこと。「—請け合い」
やす【易】
形容詞「やす(易)い」の語幹。「枝弱み乱れ—なる青柳の糸のたよりに風な寄りこそ」〈堀川中納言家歌合〉
やすく‐な・い【安く無い】
[連語]《形容詞「やす(安)い」の連用形+形容詞「ない」》⇒安い4
やすけ‐く【安けく】
《形容詞「やすし」のク語法》心安らかであること。「あしひきの山路越えむとする君を心に持ちて—もなし」〈万・三七二三〉
やすん・ずる【安んずる】
[動サ変][文]やすん・ず[サ変]《形容詞「やすし」の語幹に「み」を添えた「やすみ」に、動詞「す」の付いた「やすみす」の音変化》 1 安らかになる。安心する。「この情勢ではまだまだ—・ずるわけに...
やな
[終助]《間投助詞「や」+終助詞「な」から》名詞、形容動詞の語幹、動詞・形容詞の終止形に付く。感動・詠嘆の意を表す。…だなあ。…であるよ。…ことよ。「幼(をさな)の御物言ひ—」〈源・宿木〉 「む...
柳(やなぎ)は緑(みどり)花(はな)は紅(くれない)
《蘇軾「柳緑花紅真面目」から》 1 自然のままであること。 2 春の美しい景色を形容する言葉。 3 ものにはそれぞれ個性が備わっていることのたとえ。「—、さまざまの世のならはしこそ定めなき」〈浄...
やば・い
[形]《形容動詞「やば」の形容詞化》危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。「—・い商売」「連絡だけでもしておかないと—・いぞ」 [補説]若者の間では、「最高である」「すごくいい」の意にも...
やまし・い【疚しい/疾しい】
[形][文]やま・し[シク]《動詞「や(病)む」の形容詞化》 1 良心がとがめる。後ろめたい。「何も—・いことはしていない」 2 病気であるような気がする。気分が悪い。〈和英語林集成〉 3 不満...