まする
丁寧の助動詞「ます」の古い終止・連体形。「振り返ってみまするに、数々の山を乗り越えてまいりました」「其奴(そやつ)を逃しまするなと声かけられておどろく藤兵衛」〈人・梅児誉美・四〉 [補説]現代語...
まち‐うたい【待(ち)謡】
能で、中入り後、後(のち)ジテの登場を待つ間にワキのうたう謡。形式は拍子に合う上歌(あげうた)。また、その詞章。
まつ‐ぶん【末文】
1 文章の終わりの部分。 2 手紙文の終わりに書く形式的な文章。「まずはお願いまで」「右取り急ぎ御礼まで」などの類。
マニフィカトのせいぼ【マニフィカトの聖母】
《原題、(イタリア)Madonna del Magnificat》ボッティチェリの絵画。円形の板にテンペラで聖母を描いたトンド形式とよばれる作品の一。フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵。
まま【儘/随/任】
《「まにま」の音変化》多く連体修飾語を受けて形式名詞的に用いられる。 1 その状態に変化のないこと。それと同じ状態。「昔の—」「現状の—」「立った—の姿勢」 2 (多く「ままになる」の形で用いる...
まゆ‐だま【繭玉】
柳などの枝に繭形にまるめた餅・団子などを数多くつけた、小正月の飾り物。繭の出来を豊かにする予祝という。現在は形式化したものが社寺の縁起物としても売られる。繭団子。まいだま。《季 新年》「—のこと...
マルチピクチャー【Multi-Picture】
デジタルカメラ向けのファイル形式の一。連写画像、パノラマ撮影画像、立体視用画像などのような複数画像のセットを、一つのファイルとして記録することができる。平成21年(2009)、CIPA(カメラ映...
マルチモーダル【multimodal】
多く複合語の形で用い、複数の、複数の形式の、複数の手段による、などの意を表す。「—生体認証」
マルテのしゅき【マルテの手記】
《原題、(ドイツ)Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge》リルケの小説。1910年刊。デンマーク生まれの青年マルテのパリでの手記の形式をとり、生の...
まん‐く【万句】
1 連歌・俳諧の形式の一。百韻を百巻詠み重ねて1万句としたもの。 2 「万句合(あわせ)」の略。