かみ‐うた【神歌】
1 神をたたえ、神力の発揚を期してうたう歌。「—を歌ひ給ひければ、天照大神(あまてらすおほむかみ)是にめで給ひて」〈太平記・二五〉 2 平安後期の雑芸(ぞうげい)の一。本来、神楽歌の直系であるが...
かみがみのたいわ【神々の対話】
《原題、(ギリシャ)Theōn Dialogoi》2世紀ごろ、シリアで生まれたギリシャの作家、ルキアノスの著作。対話形式の短編作品集。ギリシャ神話の神々が機知に富んだ会話を繰りひろげる風刺的内容...
かみにだん‐かつよう【上二段活用】
文語動詞の活用形式の一。語形が五十音図の「イ・ウ」の二段の音(または、それに「る」「れ」「よ」のついた形)で語形変化するもの。「エ・ウ」の二段に語形変化する下二段活用に対していう。例えば、「起く...
かもめ
《原題、(ロシア)Chayka》チェーホフ作の戯曲。4幕。1896年発表。青年トレープレフや女優志願の娘ニーナを中心に、19世紀末のインテリゲンチアの苦悩を新しい形式と手法をもって描く。
愛...
かよい‐こん【通い婚】
婚姻形態の一。夫婦が同居せず、夫または妻が時々相手の住まいを訪ねて何日か暮らす形式。週末に会うことが多いため「週末婚」ということもある。別居婚。 [補説]平安時代には男が女のもとに通うのが普通で...
か‐よう【歌謡】
1 流行歌・民謡・童謡・俗謡などの総称。 2 韻文形式の文学作品中、特に音楽性を伴うもの。神楽歌・催馬楽(さいばら)・今様・宴曲・小歌などがある。「古代—」 3 歌い物のほか、語り物をも含む韻文...
かよう‐けいしき【歌謡形式】
洋楽で、器楽曲の形式の一。歌曲風の単純な形式で、二部形式・三部形式などがある。リート形式。
かり‐あげ【借(り)上げ】
1 借り上げること。 2 江戸時代、財政難の藩が家臣から借りる形式で、扶持米(ふちまい)・知行を減じたこと。享保年間(1716〜1736)に最もはなはだしかった。半知。 3 「かしあげ(借上)」...
かり‐かつよう【カリ活用】
文語形容詞の連用形語尾「く・しく」にラ変動詞「あり」が付いて音変化した「かり・しかり」の活用形式をいう。例えば、「高かり」「恋しかり」の類で、形容詞に欠けた、助動詞に続く機能をこれで補っている。...
カリドンのアタランタ
《原題Atalanta in Calydon》スウィンバーンの劇詩。1865年の作品で、初演は1906年。ギリシャ悲劇の形式にのっとって書かれた作品。