ようりょう‐はんのうかんけい【用量反応関係】
生物に対し、化学物質や放射線などの物理的作用を与えたとき、その用量と生物にみられる反応との関係をいう。毒物の有害性の場合、縦軸に健康影響度、横軸に摂取量をとってグラフにすることで、無影響量や致死...
よ‐けい【余恵】
本来受けるはずでない恵み。他からの影響で受ける利益。おこぼれ。「—を受ける」
よ‐しゅう【余習】
1 残っている昔の習慣。「それが道学の—なのか、又は一種のはにかみなのか」〈漱石・こゝろ〉 2 仏語。煩悩(ぼんのう)を断ち切ったあと心に残る煩悩の影響。
よ‐じん【余燼】
1 火事などの、燃え残っている火。燃えさし。「戦火の—がまだ消えやらぬ街」 2 事件などの一段落したあとに、なお残っているもの。また、その影響。「怒りの—がくすぶる」
よっかいち‐ぜんそく【四日市喘息】
三重県四日市市で昭和37年(1962)ころより、石油コンビナートから排出された硫黄酸化物による大気汚染公害のため、住民に多数発生した気管支喘息。訴訟が起こされて昭和47年(1972)に患者側の勝...
よ‐は【余波】
1 波の立つ原因が去ったあとも残っている波。「台風の—」 2 ある事柄が周囲のものに影響を及ぼすこと。また、その影響。とばっちり。「列車事故の—で観光客が激減する」
よるとざす【夜とざす】
《原題、(フランス)Fermé la nuit》モランの短編小説集。1923年刊。4作品を収録。日本では堀口大学の翻訳で知られ、「夜ひらく」とともに大正時代のモダニズム文学に影響を与えた。
よるのねざめ【夜の寝覚】
平安後期の物語。5巻または3巻。作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)と伝えられるが未詳。成立年未詳。中の君寝覚の上と中納言との悲恋物語。源氏物語の影響が強い。夜半(よわ)の寝覚。寝覚。
よるひらく【夜ひらく】
《原題、(フランス)Ouvert la nuit》モランの短編小説集。1922年刊。「カタローニュの夜」「ローマの夜」など6作品を収録。日本では堀口大学の翻訳で知られ、「夜とざす」とともに大正時...
よんぷんさんじゅうさんびょう【四分三十三秒】
《原題4'33"》米国の作曲家ケージの作品。1952年作曲。3楽章からなるが、楽譜には休止の指示のみが記され、演奏者は音を発しない。会場内のざわめきやさまざまな雑音を含めた、意識的な音の聴取を志...