かげえ‐しばい【影絵芝居】
人形劇の一種。影絵をスクリーンに映して演じる芝居。
影(かげ)が射(さ)・す
1 姿や影法師がちらっと見える。また、そこに現れる。「うわさをすれば—・す」 2 よくないことなどが起こりそうな気配がする。物事の先行が怪しくなる。「戦争の—・す」
かげとも【影面】
《「かげつおも(影つ面)」の音変化。「かげ」は光の意》太陽に向かう方。南側。南。⇔背面(そとも)。「名ぐはしき吉野の山は—の大き御門ゆ雲居にそ遠くありける」〈万・五二〉
かげ‐どうろう【影灯籠】
影絵を仕掛けた灯籠。回り灯籠。
陰(かげ)になり日向(ひなた)になり
ある時は裏面から、またある時は表面に立って、さまざまに援助すること。陰に陽に。「—守ってくれた恩人」 [補説]この句の場合、「影になり」と書くのは誤り。
かげ‐にんぎょう【影人形】
1 手などで人や鳥獣の形の影をつくり、障子などに映し出す遊び。影絵。 2 他人にわからないよう、陰で言ったりしたりすること。「—を使うとかいう」〈二葉亭・浮雲〉
影(かげ)の形(かたち)に従(したが)うが如(ごと)し
「影の形に添うよう」に同じ。
影(かげ)の形(かたち)に添(そ)うよう
影が必ず物に添うように、いつも連れ添って離れないこと。影と添う。影身に添う。影の形に随(したが)うが如(ごと)し。
かげ‐の‐やまい【影の病】
「影の煩い」に同じ。
かげ‐の‐わずらい【影の煩ひ】
熱病の一種。病人の姿が二人に見えて、どちらが本人かわからなくなるというもの。離魂病。影の病(やまい)。「十七君(かこひ)の女郎に—とりつきけるを」〈浮・敗毒散・五〉