けん‐ぎょう【検校/撿挍】
1 物事を調べただすこと。また、その職。 2 社寺で、事務を監督する職。また、一寺の上位者で衆僧を監督する者。 3 荘園の役人の一。平安・鎌倉時代に置かれた。 4 室町時代以降、盲人に与えられた...
けんさつかん【検察官】
《原題、(ロシア)Revizor》ゴーゴリの戯曲。5幕。1836年初演。巡察の検察官とまちがえられた主人公を中心に、役人の不正が暴かれる喜劇。当時の社会悪を批判した作品。
けん‐し【検使】
1 中世、事実を見届けるために派遣される使者。実検使。 2 江戸時代、殺傷・変死の現場に出向いて調べること。また、その役人。
けん‐せん【健羨】
非常にうらやましく思うこと。「世の人の尊重の的、—の府となる昔いわゆるお役人様」〈二葉亭・浮雲〉
けん‐ぞく【県属】
旧制で、県の事務を取り扱う役人のこと。
けんでん‐し【検田使】
律令制で、荘園などの田地の検田をするために国司が派遣した役人。
けんぼく‐し【検牧使】
平安時代、国有の牧場の巡検のために派遣された馬寮(めりょう)の役人。御牧使(みまきし)。
けん‐もん【権門】
1 官位が高く権力・勢力のある家。また、その家の人。「—に媚びる」「—勢家」 2 権力のある人への賄賂(わいろ)。「主人(ぬし)も屋敷勤め故、多くは役人衆への—に厭と言はれぬ仲間の付き合ひ」〈伎...
げ‐かん【下官】
1 下級の官職。下級の官吏。 2 役人が、自分のことをへりくだっていう語。卑官。「—退出」〈小右記・寛仁元年八月廿七日〉
げ‐し【下司】
身分の低い役人。特に、中世、荘園の現地で実務を行った荘官のこと。京都にいる荘官の上司に対していう。げす。