たゆう‐もと【太夫元】
演劇・演芸などの興行責任者。本来は役者全体を監督する者をいった。江戸では座元が兼ねた。
だい‐こん【大根】
《「おおね」を音読みにした語》 1 アブラナ科の越年草または一年草。白い長大な円柱状の根をもつ。葉は長く、羽状に深く裂ける。春、約1メートルの茎が伸び、淡紫色または白色の多数の花が咲く。ヨーロッ...
だいこん‐やくしゃ【大根役者】
演技力のない役者、芸のまずい役者をあざけっていう語。大根。 [補説]語源については、大根の根の白いことを素人(しろうと)に寄せていったもの、へたな役者を意味する「馬の脚」の脚から連想していったも...
だいじん‐まい【大尽舞】
江戸中期ごろから江戸新吉原でうたわれた25段からなる謡い物。最初は舞もあったらしい。享保期(1716〜1736)の道化役者、中村吉兵衛の創始という。
だい‐とうりょう【大統領】
1 共和制国家の元首。国民の直接選挙または議会での選挙などによって選出される。米国などのように行政府の首長として強い権限をもつ国もあれば、形式的存在の国もある。 2 芝居に出演している役者などに...
だんな【檀那/旦那】
《(梵)dānaの音写》 1 ほどこし。布施。転じて、布施をする人。檀越(だんおつ)。檀家。 2 商家の奉公人などが男の主人を敬っていう語。「店の大—」 3 商人が男の得意客を、また役者や芸人が...
ち‐ぎり【乳切り】
1 「乳切り木」の略。 2 人の乳の高さほどに切ること。また、その長さ。「刀の長さはつか共に—なるがよし」〈役者論語・耳塵集〉
ちゅう‐どおり【中通り】
1 中くらいの程度。中間の位。「腰元、—の女までも皆色めきて」〈浮・男色大鑑・八〉 2 歌舞伎役者の階級。江戸での呼称で、名題(なだい)役者の次、下回りの上に位する。中役者。
ちゅう‐のり【宙乗り】
歌舞伎で、役者の身体を宙に吊(つ)り上げて、舞台や花道などの上を移動させる演出。また、その装置。妖怪・妖術使いなどに用いる。上方では宙吊りという。
つけ【付け/附け】
[名] 1 支払い請求書。勘定書き。書きつけ。「会社に—を回す」 2 その場で支払わないで店の帳簿につけさせておき、あとでまとめて支払うこと。また、その支払い方法。「—で飲む」「—がきく」 3...