うしろ‐ぐら・い【後ろ暗い】
[形][文]うしろぐら・し[ク] 1 他人からとがめられるようなやましいことをしている。また、やましさを感じている。「何も—・いところはない」 2 心に裏表があるようにみえる。二心があるようだ。...
うしろ‐げさ【後ろ袈裟】
背後から袈裟がけに切ること。
うしろ‐ごし【後ろ腰】
1 袴(はかま)の後ろ側のひもの部分。⇔前腰。 2 柔道の技の一。相手が背をみせたときに、後ろからすくい上げるように腰のあたりを抱き込み、あお向けに投げ落とす。
うしろ‐ごと【後ろ言】
1 過ぎたことの愚痴を言うこと。繰り言。「殿は—をばし給ふらん」〈平治・下〉 2 陰で人の悪口を言うこと。また、その悪口。陰口(かげぐち)。「鼻ひるは—をすると云ふぞ」〈毛詩抄・二〉
うしろ‐さがり【後ろ下(が)り】
1 後方が下がっていること。 2 鬢(びん)の後方が下がって見えるように月代(さかやき)をそったもの。元禄ごろの風俗で、いきだが下品な形とされた。
うしろ‐ざし【後ろ挿(し)】
かんざしを髻(もとどり)の後ろ、耳の後ろあたりに挿すこと。また、そのかんざし。
うしろ‐ざま【後ろ様】
1 後ろの方。「危急の場合ではあり、—ではあるし、的は外れて」〈嶺雲・明治叛臣伝〉 2 後ろ向き。「獅子、狛犬(こまいぬ)、背きて—に立ちたりければ」〈徒然・二三六〉
うしろじた‐ぼいん【後ろ舌母音】
⇒こうぜつぼいん(後舌母音)
うしろ‐すがた【後ろ姿】
後ろから見た人の姿。
うしろ‐だおし【後ろ倒し】
《「前倒し」に対して作られた語。「あとだおし」とも》予定の時期を先に延ばすこと。先送り。「開始時期を—にする」