て‐の‐もの【手の物】
1 手にはいったもの。また、手にしているもの。「名器が—となる」「—を渡す」 2 自分の自由に扱えるもの。得意とするもの。おてのもの。「我が身の上の事は—と」〈咄・御前男・二〉
てらお‐つねふみ【寺尾常史】
[1963〜2023]力士。鹿児島の生まれ。本名、福薗好文(ふくぞのよしふみ)。回転の早い突っ張りを得意とし、長期にわたり人気力士として活躍した。幕内在位93場所は歴代6位の記録。
天狗(てんぐ)にな・る
いい気になって自慢する。得意になる。うぬぼれる。「少しほめると、すぐ—・る」
でいり‐すじ【出入り筋】
1 商売などで、いつも出入りしている家。得意筋。 2 江戸幕府の訴訟手続きの一。奉行所が原告と被告を呼び出し、対決審問のうえ、判決を下す手続き。主に民事を扱った。→吟味筋
でいり‐ば【出入り場】
1 ひいきにされていつも出入りしている得意先。「何処かの—の息子か、乃至若い者なぞに出会(であう)わサ」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 やくざなどのけんか場。
でかし‐だて【出来し立て】
[名・形動ナリ]してやったり、と得意そうにふるまうこと。また、そのさま。「諸事—に、物毎(ごと)子細らしく吟味するに」〈浮・伝来記・一〉
時(とき)を得(え)顔(がお)
よい時機にあって栄え、いかにも得意そうなようす。「—に振る舞う」
とく【得】
[音]トク(呉)(漢) [訓]える うる [学習漢字]5年 〈トク〉 1 手に入れる。「得点・得票/獲得・既得・取得・拾得・所得・生得」 2 もうける。もうけ。「得策・得分/損得・役得・余得・...
とく‐い【得意】
[名・形動] 1 自分の思いどおりになって満足していること。「—の絶頂」⇔失意。 2 誇らしげなこと。また、そのさま。「—な顔」「—になる」 3 最も手なれていて自信があり、じょうずであること。...
とくい‐ば【得意場】
得意先。「—廻(まわり)をして来た小僧の一人が」〈秋声・新世帯〉