とくい‐さき【得意先】
いつも品物を買ってくれる客。また、ふだん取引する相手。取引先。顧客(こかく)。「—をまわる」
とくい‐ば【得意場】
得意先。「—廻(まわり)をして来た小僧の一人が」〈秋声・新世帯〉
とくい‐まわり【得意回り】
商用などで取引先を訪ねること。
とくい‐まんめん【得意満面】
[名・形動]得意そうな気持ちが顔じゅうに満ちあふれること。また、そのさま。「—な(の)笑(え)みを浮かべる」
とくい‐わざ【得意技】
1 相撲などで、得意とする技。それを使って相手によく勝つ技。 2 (比喩的に)その人が得意としていること。「暗算は彼の—だ」
とく‐ぎょう【得業】
学問や技芸などで、定められた課程を修了すること。
とくぎょう‐し【得業士】
旧制の専門学校、特に、医学専門学校の卒業生に与えられた称号。
とく‐ごう【得業】
1 僧の学階の称。奈良では、三会(さんえ)の立義(りゅうぎ)を勤め終えた僧の称号。比叡山では、横川(よかわ)の四季講、定心房の三講の聴衆を勤めた僧の称号。 2 浄土宗・真宗の僧の学階で最下級の称。
とくごう‐しょう【得業生】
古代の学制で、明経・紀伝(文章)・明法・算の各道の学生(がくしょう)から成績優秀の者を選んで与えた身分。一定期間の修学後、試験により修了を認定されて、専門の官職に就いた。
とく‐さく【得策】
利益のあるはかりごと。うまいやりかた。「引き受けるのが—だろう」