いん‐ざん【院参】
上皇・法皇の御所に参上すること。
いんざん‐しゅう【院参衆】
江戸時代、院の御所に勤めて事務を執っていた公家衆。
いん‐ちゅう【院中】
《「いんぢゅう」とも》院の御所。また、その中。
いん‐の‐くろうど【院の蔵人】
院の御所に置く蔵人。五位・六位の者を任じ、人数は約4名。
いん‐の‐さいめん【院の西面】
院の御所の西面で警固に当たった武士。後鳥羽上皇のときに創設、承久の乱以後は廃止された。西面の武士。
いん‐の‐ちょう【院の庁】
院や女院の御所の事務をつかさどっていた役所。別当・判官代・蔵人(くろうど)その他の院司が属した。院庁(いんちょう)。
いん‐の‐ほくめん【院の北面】
院の御所の北面で警固に当たった武士。白河上皇のときに創設された。北面の武士。
いん‐の‐むしゃどころ【院の武者所】
院の御所に仕え、警固に当たった職。また、その人。
うえ‐ぶし【上臥し】
宮中や院中で宿直(とのい)すること。「院の御所、法住寺殿に—して」〈平家・二〉
うしぬすびと【牛盗人】
狂言。和泉(いずみ)流。御所の牛を盗んだ者を訴えると褒美は望みしだいという高札を見て、盗人の子が父を訴人し、褒美に父の命ごいをして許される。