ぬめり‐うた【滑り唄】
1 江戸時代、明暦・万治(1655〜1661)のころ、遊里を中心に流行した俗謡。滑り節。滑り小唄。 2 歌舞伎下座音楽の一。主に傾城(けいせい)や御殿女中の登場などの際に、三味線・太鼓・摺鉦(す...
はぎ‐の‐と【萩の戸】
《障子に萩が描いてあったところから、または前庭に萩の植え込みがあったところからという》清涼殿の一室の名。夜の御殿(おとど)の北で、弘徽殿(こきでん)の上御局(うえのみつぼね)と藤壺(ふじつぼ)の...
はま‐ごてん【浜御殿】
江戸時代から明治時代にかけての、浜離宮の別称。御浜御殿。
はま‐りきゅう【浜離宮】
東京都中央区にある旧離宮。甲州松平綱重の下屋敷から徳川幕府の御浜御殿となり、明治になって宮内省所管の離宮となる。昭和20年(1945)東京都へ移管、現在は浜離宮恩賜庭園とよばれ、一般公開されてい...
パレス【palace】
1 宮殿。王宮。御殿。 2 娯楽・競技などのための大きな建物のこと。
ひき‐かなぐ・る【引きかなぐる】
[動ラ四]手荒く引きのける。荒々しく引きちぎる。「御殿どもの格子—・りて乱れ入るに」〈増鏡・さしぐし〉
ひ‐の‐みや【日の宮】
天上にある天照大神(あまてらすおおみかみ)の御殿。また、その子孫である天皇の御殿。「天照る国の—の聖(ひじり)の御子(みこ)ぞ」〈続後紀・仁明〉
ひん‐きゅう【殯宮】
天皇・皇族の棺を埋葬の時まで安置しておく仮の御殿。もがりのみや。
ふた‐ま【二間】
1 二つの部屋。ふたへや。「—しかないアパート」 2 《南北の柱間が二間であるところから》清涼殿の夜の御殿(おとど)の東隣りにある部屋の名。天皇守護の祈祷(きとう)をする僧が伺候して修法などが行...
ふる‐みや【古宮】
1 古い宮殿。年を経た御殿。「この—の梢は、いとことにおもしろく」〈源・総角〉 2 年老いて世間から忘れられた親王。「そのころ、世に数まへられ給はぬ—おはしけり」〈源・橋姫〉