ご‐ないしつ【御内室】
「御内儀」に同じ。「や、お前は、おお、大番頭の—ぢゃな」〈伎・浮名横櫛〉
ご‐ないしょ【御内書】
室町・江戸時代にかけて、将軍家あるいは上級武家が出した文書。差出人の権威によって、しだいに公的効力をもつようになった。
ご‐ないしょう【御内証】
1 お暮らしむき。生活のごようす。「—は火の車」 2 「御内儀」に同じ。「御亭主はまだか。—は」〈洒・遊子方言〉 3 神仏などのおぼしめし。御意志。御心。「天道(てんたう)ノ—ニモ背キ参ラレウズ...
ご‐ないほう【御内方】
「御内儀」に同じ。「—の調へ給ふ金子」〈浄・五枚羽子板〉
ご‐なん【御難】
[名・形動] 1 災難・難儀などを、それを被る人を敬い、また、丁寧にいう語。からかいや自嘲をこめていう場合もある。「—なことでしたね」「—続き」 2 非難すべき点や難点を丁寧にいう語。 3 日蓮...
ごなん‐の‐もち【御難の餅】
日蓮宗で、9月12日に日蓮の像に供える餅。日蓮が文永8年(1271)9月12日相模国の竜(たつ)の口の刑場へ引かれていく途中、老婆が餅を供した故事によるという。《季 秋》
ご‐にゅうらい【御入来】
「入来」の尊敬語。他人の来訪を敬っていう。「先生の—」
ご‐ねん【御念】
相手の心くばりを敬った言い方。ご配慮。お心遣い。からかいの気持ちで使うこともある。「—には及びません」「—の入った話だ」
ご‐のう【御悩】
貴人の病気を敬っていう語。ご病気。おんなやみ。「—の刻限に及んで、東三条の森の方より黒雲一むら立ち来て」〈平家・四〉
ご‐はい【御拝/向拝】
1 天皇が毎朝、清涼殿の石灰(いしばい)の壇で、神宮・内侍所(ないしどころ)以下を拝すること。「内侍所の—の数をかずへられければ」〈増鏡・おりゐる雲〉 2 ⇒こうはい(向拝)