み‐やつこ【御奴】
《「みやづこ」とも》朝廷に仕える召し使い。「ただしく浄(きよ)き心をもちて、朝廷(みかど)の—と仕へまつらしめむ」〈続紀宣命〉
み‐やま【御山】
1 山を敬っていう語。おやま。 2 墓を敬っていう語。みささぎ。「—にまうで給ひて」〈源・須磨〉
みやまじし【御山獅子】
地歌・箏曲(そうきょく)。手事(てごと)物。竹中墨子が作詞し、菊岡検校が三味線曲として作曲、八重崎検校が箏の手をつけたもの。伊勢神宮近くの名勝を四季に配し、太神楽(だいかぐら)の獅子舞を加えた曲。
み‐ゆ【御湯】
1 温泉。いでゆ。「—の上(うへ)の木群(こむら)を見れば」〈万・三二二〉 2 湯の敬称。おゆ。「うらやましほた木切りくべいかばかり—わかすらむ秋の山里」〈右京大夫集〉 3 巫女(みこ)が神前で...
み‐ゆき【御雪/深雪】
1 雪の美称。 2 深く降り積もった雪。《季 冬》
み‐ゆき【行幸/御幸】
行くことを敬っていう語。特に、天皇の外出をいう。行幸(ぎょうこう)。古くは、上皇・法皇・女院にもいったが、のちに御幸(ごこう)と音読して区別した。「群臣或は帝に勤むるに浙(せつ)に—するを以て...
み‐よ【御代/御世】
天皇の治世。また、その在位期間。
みわ【神酒/御酒】
神前に供える酒。みき。一説に、酒を醸造して神前に供えた瓶(かめ)のこととも。「泣沢(なきさは)の神社(もり)に—据ゑ祈れども我が大君は高日知らしぬ」〈万・二〇二〉