がしん‐しょうたん【臥薪嘗胆】
[名](スル)《「史記」越王勾践世家にある故事から》復讐(ふくしゅう)を心に誓って辛苦すること。また、目的を遂げるために苦心し、努力を重ねること。 [補説]中国の春秋時代、呉王夫差(ふさ)が父の...
グラスホッパー
伊坂幸太郎による小説。二人の殺し屋と、妻をひき逃げした犯人への復讐のために職を変え殺し屋の世界に足を踏み入れていく男を主人公とする、犯罪ミステリー。平成16年(2004)に刊行、直木賞候補作となった。
こばたこへいじ【小幡小平次】
歌舞伎の一系統で、山東京伝の読本「復讐奇談安積沼(ふくしゅうきだんあさかのぬま)」を脚色したもの。妻の情夫に殺された旅役者小幡小平次のたたりを主題とした怪談物で、4世鶴屋南北、河竹黙阿弥らの作が...
こんじきやしゃ【金色夜叉】
尾崎紅葉の小説。明治30〜35年(1897〜1902)発表。明治36年(1903)新続編を発表、未完。主人公間貫一(はざまかんいち)は、許婚(いいなずけ)の鴫沢宮(しぎさわみや)が富に目がくら...
さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】
読本。5巻。山東京伝作、歌川豊国画。文化2年(1805)刊。清玄桜姫の伝説に、丹波国桑田の鷲尾家のお家騒動に絡む復讐(ふくしゅう)談を加えた伝奇小説。
し‐かえし【仕返し】
[名](スル) 1 仕返すこと。やりなおし。 2 報復すること。復讐(ふくしゅう)。「踏まれた—にけとばした」
しとおとめ【死と乙女】
《原題、(スペイン)La muerte y la doncella》ドルフマンの戯曲。1991年初演。独裁政権下で過酷な拷問を受けた女性が、十数年後の民主政権下で自分を拷問した相手を偶然見つけ...
しゅう【讐】
[音]シュウ(シウ)(漢) [訓]あだ 1 あだ。かたき。「讐敵/怨讐(えんしゅう・おんしゅう)・恩讐・復讐」 2 二人で読み比べて字句の誤りを正す。「讐校」 [補説]「讎」は異体字。
しらぬいものがたり【白縫譚/白縫物語】
合巻。90編。柳下亭種員(りゅうかていたねかず)・2世柳亭種彦・柳水亭種清の合作。歌川豊国ら画。嘉永2〜明治18年(1849〜85)刊。大友宗麟の娘の若菜姫(白縫)の復讐(ふくしゅう)物語を中...
スペインひげき【スペイン悲劇】
《原題The Spanish Tragedy》キッドの戯曲。1587年頃初演。エリザベス朝時代の復讐劇流行のきっかけとなった。邦題は「スペインの悲劇」ともする。