アベンジ【avenge】
[名](スル)復讐すること。報復すること。 [補説]リベンジが個人的な理由による復讐であるのに対し、アベンジは正義感による悪への報復という意味合いをもつ。
あらしがおか【嵐が丘】
《原題Wuthering Heights》エミリー=ブロンテの小説。1847年刊。嵐が丘という屋敷で養育された捨て子のヒースクリフを主人公とした、恋と復讐の物語。
いかりとももり【碇知盛】
浄瑠璃「義経千本桜」の二段目「渡海屋」「大物浦」の段が、人形浄瑠璃および歌舞伎で上演される際の通称。義経に復讐(ふくしゅう)しようとした平知盛が再び敗れ、碇綱をからだに巻いて海中に沈む。
いしゅ‐がえし【意趣返し】
[名](スル)恨みを返すこと。しかえし。復讐(ふくしゅう)。「明日学校で—されると云う恐れがあるので」〈谷崎・少年〉
イル‐トロバトーレ【(イタリア)Il Trovatore】
ベルディ作曲のイタリア語によるオペラ。全4幕。1853年初演。スペインの劇作家グティエレスの戯曲「エル‐トロバドール」を題材とする。15世紀初頭のスペインを舞台に伯爵家に復讐をするジプシーの親子...
エリニュス【Erīnūs】
ギリシャ神話の、三人の復讐の女神。頭髪は蛇で翼があり、鞭(むち)と炬火(たいまつ)を手に罪人を追及して発狂させるという。
エレクトラ【Ēlektrā】
ギリシャ神話で、ミケーネ王アガメムノンとクリュタイムネストラの娘。弟オレステスを助け、父を殺した母とその情夫アイギストスに対して復讐を果たす。
オレステス【Orestēs】
ギリシャ神話で、ミケーネ王アガメムノンとクリュタイムネストラの子。姉エレクトラの助けを受け、父を暗殺した母とその情夫を討って復讐(ふくしゅう)を遂げた。
かいけい【会稽】
「会稽山」の略。 1 「会稽の恥」の略。「敵(かたき)を平らげ、—を濯(すす)がん」〈謡・鞍馬天狗〉 2 《会稽の恥をすすぐ意》あだ討ち。仕返し。復讐(ふくしゅう)。「今度にあらずは、いづ...
かたきうちじつげつそうし【敵打日月双紙】
三上於菟吉の時代小説。「週刊朝日」誌で大正14年(1925)から大正15年(1926)にかけて連載。1923年にジョンストン=マッカレーが書いたアメリカの小説「双生児の復讐」を下敷きにした作品。