こころ‐の‐そこ【心の底】
心の奥。また、うわべからはわからない本当の心。本心。「—から愛する」
こころ‐の‐そら【心の空】
1 心を空にたとえていう語。心の中。「世をいとふ—の広ければ入る事もなき月も澄みなん」〈拾玉集・一〉 2 うわのそらになって何も手につかないこと。「さして行く山の端(は)もみなかきくもり—に消え...
こころ‐の‐たけ【心の丈】
思うことのすべて。心の深さ。思っている愛情の深さ。「—を打ち明ける」
こころ‐の‐ちり【心の塵】
心のけがれ。心の迷い。煩悩(ぼんのう)。雑念。「ありがたき法(のり)にあふぎの風ならば—を払へとぞ思ふ」〈山家集・中〉
こころ‐の‐つき【心の月】
《「心月」を訓読みにした語》悟りが開けた境地を月にたとえていう語。清く明らかで迷いのない心。「いかでわれ—をあらはして闇に惑へる人を照らさむ」〈詞花・雑下〉
こころ‐の‐とも【心の友】
1 互いに心をわかり合う友。親友。 2 心を慰めてくれるもの。「俳句を—とする」
こころ‐の‐なし【心の做し】
気のせい。思いなし。「—にやあらむ、いま少し重々しく」〈源・宿木〉
こころ‐の‐ノート【心のノート】
文部科学省が平成14年(2002)より全国配布した、小中学校向けの道徳教材。生命の大切さや自律精神、社会規範などについて考えるための本。一時中断・再配布を経て平成25年(2013)「私たちの道徳...
こころ‐の‐はな【心の花】
1 変わりやすい心を、花の散りやすいことにたとえた語。あだ心。「うつろふ人の—になれにし年月を思へば」〈徒然・二六〉 2 美しい心を、花の美しさにたとえた語。「われも卑しき埋もれ木なれども、—の...
こころのはな【心の花】
短歌雑誌。佐佐木信綱が明治31年(1898)2月に創刊。明治37年(1904)からは短歌結社「竹柏会」の機関誌となり、今日に至る。