あ‐ぜん【唖然】
[ト・タル][文][形動タリ]思いがけない出来事に驚きあきれて声も出ないさま。あっけにとられるさま。「意外の出来事に—とする」「—たる面持ち」
豈(あに)図(はか)らんや
(多く文末を「とは」で結ぶ)全く思いがけないことが起こったという気持ちを表す。意外にも。「—彼が犯人であったとは」
あり‐つ・く【有り付く】
[動カ五(四)] 1 求めていたものをやっとの思いで手に入れる。 ㋐お金や食物などが手に入る。「小遣い銭に—・く」「思いがけないご馳走に—・く」 ㋑働き口が見つかる。「割のいい仕事に—・く」 ...
あわて‐ふため・く【慌てふためく】
[動カ五(四)]思いがけない物事に出会って、落ち着きを失ってうろうろする。うろたえる。「不意の来客に—・く」
あわ・てる【慌てる/周章てる】
[動タ下一][文]あわ・つ[タ下二] 1 思いがけない物事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。うろたえる。狼狽(ろうばい)する。「突然の知らせにすっかり—・てた」 2 (「あわてて…する」の形で...
あん‐がい【案外】
[名・形動] 1 予想が外れること。思いがけないこと。また、そのさま。思いのほか。副詞的にも用いる。「彼女には—な一面がある」「—よくできた」 2 非常識で無礼なこと。また、そのさま。「—なる素...
いえ
[感] 1 打ち消し、また反対する気持ちを表す語。いいえ。いや。「—、それは違います」 2 思いがけないことに出あい、驚いて発する声。おや。「昼飯を食べうず。—ここな、無いが、鳶(とび)食ったか...
うちつけ‐ごと【打ち付け事】
思いがけない出来事。「人の心々もひき別るるやうに、—ども出で来けり」〈増鏡・あすか川〉
縁(えん)に連(つ)るれば唐(とう)の物(もの)を食(く)う
縁があれば、遠い所の物でも食べることができる。何かの因縁で思いがけないものと関係ができることのたとえ。
おう‐か【横禍】
思いがけない災難。